大工さんの格闘

2016.10.04 Tuesday

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    外壁の塗装、レッドシダー張り、軒天等もおおよそ終わり、

    外観は完成に近づいてきた。

    ただ内部はまだ1か月近くはかかりそう。

    外壁、軒天共にレッドシダーを使用したのは初めてだったが、

    思った以上に上品な感じに仕上がってうれしい。

     

    1階の床はチークの乱尺張り。

    一般的なフローリングはある程度にピースに統一されていたり、

    長さが統一されたりしているが、これは長さがバラバラで

    かつ、乾燥収縮で幅も微妙に違うとのこと。

    お客様もその特性を理解した上で今回採用した。

    その分、コストは抑え気味。

    だが、大工さん泣かせの材料なので、

    あとは大工さんの腕次第。

     

    なかなか手ごわいフローリングなので、

    大工さんが終始、苦笑いを浮かべていた。

    フローリング同士の隙間や色合いのバランスを確認しつつ、

    黙々と床張り作業を進めていた。

    ショールームへ行く

    2016.09.27 Tuesday

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      JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

      今日、キッチンやお風呂を見にショールームへ行った。

      仕様を決めるためにショールームへ行くことは過去に

      何回もあるが、今日はいつもと違う感じだった。

      何故なら、私一人だけで行ったからである。

       

      現在打合せ中のリフォーム案件のお客様が遠方に住んでおり、

      お子様も小さいことから、お客様からの要望で

      仕様選びを私に全てお任せするとのこと。

      そこまで信用してもらえるのがありがたい反面、

      ずっしりと責任を背負ったような気もした。

       

      今日、伺ったのは神戸のHDC。

      リフォーム計画の中で造作家具が多くなってしまったので、

      キッチン等の住宅設備はメーカーの既製品を選ぶことで

      ちょっとでも予算を圧縮することになった。

      HDCは有名メーカーが一通り揃っているので、とても便利。

       

      最初はキッチンから。

      打合せ中の会話からお客様の希望を思い出しつつ、

      計画全体から統一的なデザインになるように

      一つずつ仕様を選んでいく・・・

      たぶん、カウンタートップは白い人工大理石に

      納得されるはず。

       

      メーカーのキットでユニットバスの各色を決めている様子。

      私がお客様に説明して仕様決めをしたことはあったが、

      私の方が説明をされて決めていくのは違和感があった。

      それぞれが30分ずつぐらいで終わった。

      私は予備知識があるが、一般のお客様はこの作業を

      ほぼ知らない中で進めていくことを想像したら、

      非常に大変な作業だなと思った。

      チーク、レッドシダー・・・

      2016.09.21 Wednesday

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        JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

        今日は2週間ぶりにお客様と現場確認。

        昨日の台風の影響が心配だったが、特に問題はなかったとのこと。

         

        チーク無垢材の床張り。

        大工さんが一枚ずつ丁寧に張っていた。

        打合せの中で予算を抑えるために

        フローリングは仕様を落とすしかないか、と

        お客様と一緒にあきらめムードになっていた。

        しかし、お客様自身がいろいろと調べてくれて

        チークを手頃な価格で手に入れられるルートを

        見つけ出してきて頂いて、叶えることができた床。

        本当にありがたかった。

        ただ、それでも塗装品は高かったので、無塗装品。

        ご主人が完成後にそれぐらいは自分で塗ると宣言していた。

        頭が下がる思いです。

         

        玄関ポーチの軒天はレッドシダー仕上。

        外壁の一部にもレッドシダーを採用している。

        打合せの最初からレッドシダーを使うことは決まっていたが、

        どのメーカーのものを使うかはかなり難航した。

        3,4回サンプルを取り寄せ、いったん決まっても

        再度検討したりしたがお客様と一緒に

        悩んだ分だけきれいな仕上がりに見えた。

         

        2階バルコニーの鉄製の手摺。

        お子さんが小さいので、桟の間隔をもっと密にする話もあったが、

        意匠性、安全性をいろいろと話し合った結果、写真のような最終形になった。

        アルミの既製品とは一味違う感じになった。

        今は仮囲いで外側からは見えにくいが、

        完成時には建物の外観のアクセントになるだろう。

        完成が楽しみだ。

         

        予備試験

        2016.09.16 Friday

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          JUGEMテーマ:法律

           

          予備試験は司法試験を受けるための大検のような試験である。

          以前は特に資格要件等はなしに誰でも司法試験を受けることができたが、

          現在は法科大学院を卒業するか、予備試験を合格するかが必要となる。

           

          私は高校卒業後、高校で文系だったこともあり、世の中を知るためには

          法学部に行った方が良さそうだということで法学部に入学した。

          ただ、卒業後は建築学科に編入し、建築士として社会で働きたいと考えていたので、

          法律の道は特に考えていなかった。

           

          法学部を卒業後、全国の大学の建築学科への編入試験を受けていく中で

          どの大学も筆記と面接があり、面接の中で必ず法学部を

          卒業したことの意義を尋ねられ、なんとなくの回答しかできなかった。

          しかし、そういうやり取りをしていく内になんとか法律の知識も

          建築士の仕事の中で生かしたいと考えるようになった。

          いろいろ調べると建築士の資格を持って活躍されている弁護士の方は

          少数ながらいる。

          たが、弁護士資格を持って建築士として活躍されている例は

          見つけることができなかった。

          よって、弁護士等の資格を持っている法律に強い建築士がいても

          おもしろいのではないかと思うようになった。

           

          編入試験合格後、半年程余裕があったので、手始めに行政書士試験を受験、合格した。

          この調子なら司法試験もなんとか受かるのではないかと思って約15年。

          現状はその手前の予備試験の択一試験ですら受かったことがない。

          これまでに一級建築士試験の受験もあり、設計事務所で働く中で

          毎日終電で休みが数か月取れなかったり、

          帰宅が早くて22時でそれから勉強を始めたりで

          十分な時間が取ることが難しかった。

          過去、予備試験を3回受験したが、10000人中、7000番前後を彷徨っている。

          現状、予備試験に合格する人はほとんどが社会人ではなく学生が多い。

          しかし、少数ではあるが、社会人の方も志しを曲げず、

          時間のない中で見事合格されている方もいる。

           

          この3回の受験で順位がほとんど変わらないのは、

          結局、表面をなでるだけで「理解」ができていないことが分かった。

          来年の5月の試験まではあれもこれもと手を出さずに

          司法試験の過去問とテキストのみをひたすら理解するまで繰り返そうと思う。

           

          熊本地震

          2016.09.13 Tuesday

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            JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

             

            言うまでもなく、日本は地震多発国である。

            近年で言えば、阪神大震災、中越地震、

            東日本大震災、熊本地震・・・。

            私個人で言えば、阪神大震災の時に

            和歌山に住んでおり、震度5を経験したぐらいである。

            ただ、どの地震も率直な意見として、

            震源地近くで経験をしたことがないので、

            どうしても遠い所で大変になっているという

            感覚しか持てなかった。

             

            しかし、この度の熊本地震はニュースで見る限り、

            震源地と私の実家がほぼ同位置で、かつ、

            両親がそこに住んでおり、幸いに怪我もなかったが、

            先日、帰省した時に仮設住宅に住んでいる両親、

            全壊の評価を受けた実家を目の当たりにし、

            地震への恐怖を心底感じた。

             

            玄関部分。漆喰壁は建物の全体で剥がれ落ちている所が多く、

            玄関戸は両手で力いっぱい引かないと、閉まらない状態。

             

            建物の出隅の柱がもともと白アリで脆くなっており、

            地震でその部分から傾いてしまっている。

             

            納屋の側面部分。外周部の柱のほとんどが斜めに傾いており、

            建物自体も斜め傾いてしまっている。

             

            今年の4月に私は自分の設計事務所を始めたが、

            まさか時を同じくして実家が震災に遭うとは

            夢にも思わなかった。

            しかも、築70年以上の昔の家の作り方であり、

            今までの知識、経験はそのまま適用できない。

            しかし、これも良くとれば設計の新たな道を歩み出した私にとっては

            非常にためになる事例だとも思う。

            現在、現地調査の内容を元に実家を再生させる計画を行っている。

            築70年の家なりの耐震補強の方法、加えて高齢の両親に使い易いように

            いろいろと検討をしている。

            何度も現地に足を運ぶことになると思うが、

            強・用・美を満たした家に再生させたいと考えている。