クリスマスプレゼント

2019.12.24 Tuesday

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    先週、知り合いから突然連絡があり、

    その知り合いの知り合いのある会社の社長が

    事務所の建設で相談に乗ってくれる建築士を探しているとのこと。

    その知り合いが私の以前からの仕事振りを知っているので推薦してくれたらしい。

    直接は伝えなかったが、心の中でそれ以上の褒め言葉はないなと感謝した。

    早速その方と連絡を取り合い、会社に伺った。

     

    いろいろと話を聞き、今回の事務所建設までの経緯や

    事務所建設の理由を説明してくれた。

    経緯を聞くだけでもかなり苦労されてきたことが十分伝わったが、

    さらに事務所建設の理由が今までお世話になっている社員に

    より良い環境を用意したいとのこと。

    事務所建設の理由としてそれ以上の良い理由はないだろう。

    来年の早い時期に提案プランを持って伺うことを約束して

    会社を後にした。

     

    設計の仕事をしていて思うが、仕事は生活のため、自尊心のため、

    いろんな目的を含んではいる。

    ただ、突き詰めていくと、思いを持った人の熱い気持ちに触れて

    この人のために役立ちたいという気持ちが一番強い。

    設計や建築のことに詳しくはない建築主のぼんやりしたものを

    具体的な形にしていって喜んでもらえるのは本当にうれしいことだ。

    今回のように建築主自体も自分以外の人のために役立ちたいと思っているなら

    なおさら私も頑張らねばと思わされる。

    まだ設計依頼を受けたわけではないが、

    こんな案件の話がこの年末に来てくれたことは

    クリスマスプレゼントをもらったような気分になる。

    精一杯、良い設計を行うだけだ。

    施主検査

    2019.12.16 Monday

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      毎週通っていたリノベーションの現場の施主検査を迎えた。

       

      ヘリンボーン張りの床。

      大工さんがかなり苦労しながら張ってくれた床。

      無垢材のヘリンボーンは初めての採用だったが、

      思った以上に張るのが難しいことが分かった。

      ただ、床を見る方向によって床の色の濃さが違って見えて

      趣きある床の風合いとなった。

      建築主がご自分で塗装しているが、かなり苦労されている様子。

       

      リビング上の彫り上げ天井。

      化粧梁を多めに配し、照明も交互に設置することで変化を付けた。

      日中と暗くなってでは部屋の雰囲気が違って見えて

      意図していた以上の雰囲気を作ることができたように思う。

       

      2階廊下のスノコと後藤照明のブラケット。

      後藤照明のこのブラケットは初めて使用したが、独特の雰囲気が出ていて

      建物イメージに合っていた。

      スノコを通して、下の玄関にも光を落としていた。

       

      色を自由自在に変えることができるダウンライト。

      オーデリックの商品だが、建築主がいろいろと探して、

      見つけてきてくれた。

      緑にも青にも変えることができるので、どんな使い方をされるか興味がある。

       

      玄関土間の様子。

      式台は元々使っていたケヤキの式台を再利用している。

      良い物を使っているので、40年以上経った今でも十分な存在感である。

       

      最初に建築主から突然の連絡を頂き、この仕事は始まった。

      建築主の希望は「京都と海外が融合した別荘感のある家」とのことだったが、

      建築主ご自身もイメージを決めかねていたし、

      私自身もイメージ作りに苦労した。

      人が違えば同じ言葉や写真でも読み取る印象は異なる。

      ただ、私は人それぞれの感性らしさが発揮できて、

      全く同じにはならないイメージの方が良いと考えている。

      設計者がこんなことは言うべきではないかもしれないが、

      建築主のイメージ通りに設計しても

      せいぜい建築主の満足は80〜100%までしか行かない。

      それこそ、イメージ通りだからだ。

      それよりは建築主や設計者がイメージしていたものからずれている方が

      120%の喜びになるのではないかと考えている。

      あまりずれているのは困りものだが、

      その良い意味でのずれ具合はより大きな喜びになるはずだ。

      ただ、そのためには建築主も設計者も真剣に完成する建物の検討や打合せを

      行う必要がある。

      その真剣さの向こうにより良い建物の完成があるように思う。

      アクタス記念イベント

      2019.12.14 Saturday

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        インテリアショップのアクタスで50周年のイベントがあり、

        友人の誘いで参加してきた。

         

        以前に何度かこの店には足を運んだことがあるが、

        創業から50年ということは今回初めて知った。

         

        記念イベントで参加できる人は限られていたが、

        250人程度参加しており盛況だった。

         

        Yチェアの展示。

        デザイナーの作った家具は一般家具よりもどうしても高いので、

        私もほとんどそういった家具は持っていないが、

        Yチェアだけは持っている。

        どんな部屋のイメージにも合うので、気に入っている。

         

        住宅の打合せをすると当たり前だが、

        その建物のプランや仕上げの色使い等の打合せがメインになるし、

        予算もその建物に目一杯かけがちである。

        しかし、本当の意味で建物の見栄えや使い心地を良くしようとすると

        家具や外構等の打合せでは後回しにしがちな

        それらの要素に予算配分したり、しっかり検討することで

        全然違うものになる。

        久しぶりにいろんな家具を見ながら、そんなことを改めて思った。

        働き方改革

        2019.12.13 Friday

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          JUGEMテーマ:人生論

          数日前に約1年やり取りしている申請に関して

          あとは申請が下りるのを待つだけという状態になった。

          実際、役所の人からそう言われていた。

          しかし、昨日、連絡があり、多少の修正をお願いしたいとの連絡があった。

          こちらからすると、その多少の修正を約1年やってきて

          毎回、何をチェックしているのかと怒りたくなったが、

          ぐっとこらえて作業予定を変更してすぐにその相手方の所へ向かった。

           

          着いて話を聞くと、相手方から書類を出す直前に連絡があった修正内容が

          私の方で一部修正しきれていなかったため、

          修正が必要とのことだった。

          こちらの修正がしきれていなかったので、しょうがないと思いつつ、

          3か所程度の数字の修正を行った。

          5分もかからずに終わった。

          そして、時間に余裕があったので、

          ここ数年、役所との申請等でのやり取りに違和感があったので、

          思い切ってその違和感を具体的に聞いてみた。

          ちなみにその役所の担当者はまだ話の分かる人との印象だったので、

          聞く価値があるのではと思ったので、聞いてみた。

           

          約10年前は私が非住宅の設計を主に担当していたので、

          いろんな役所に申請等でやり取りが多かった。

          ただ、今振り返っても、ここ数年のようにやたら時間がかかったりすることもなかったし、

          役所からチェックが終わったとの連絡はちゃんと来ていたが、今はないことの方が多い。

          そして、以前はこちらから連絡しても明らかにその書類の審査が

          放置されているような雰囲気を感じることもなかったが、最近は何度かあった。

          また以前はそのやり取りしている申請に関しては役所の方がやはりしっかりしているとも感じたし、

          ある意味、頼れる存在だった。

          しかし、ここ数年は役所の人の言い方や指示の出し方がいい加減だったり、

          間違っていたりしたので、困ることも多く、嫌な気分になることも多かった。

          そして、何故そうなったのかの私なりの仮の答えはすでにあった。

           

          10年前に比べると、役所の人員自体が少なくなっていて、

          業務を十分に行えていないのではないか、

          また、優秀な人は昇進して担当者レベルではそうではない人が残っている状態なのではないか、

          そして、年々、書類の量が増えて以前よりも全てに時間がかかっているのではないか、

          さらにはそれらの結果として、外部に委託せざるを得ない状況で

          審査体制の質が落ち、その割に効率が上がっていないのではないか、等。

          多少、失礼な内容も含まれていたが、一個ずつ聞いてみた。

          すると、苦笑いしつつも、ほぼ全てその通りとのことだった。

          それを言い当てた自分にうれしくもなったし、納得もしたが、

          それ以上に将来に対して不安を感じた。

           

          最近はニュース等でも働き方改革として国やいろんな会社等の取り組みが取り上げられている。

          ただ、共通しているのは残業しない、とか、AIを利用して効率化する等、

          すごく小さな部分でかつ、目に見えて分かり易い部分に焦点が当たっているように思う。

          だが、本当に必要なのは理想は全体の仕組みを変えることだろうが、

          いきなりそれは難しいとしても、

          目に見えない、もしくは、見えにくい部分を変えていくことが重要なのではと思う。

          役所の例で言えば、人員が少なくなっていくのは変えられない現実としても

          そもそも書類の量を減らしたり、

          外部に委託せざるを得ない仕組みを変える仕事の仕方にしたりすることは可能だと思う。

          ただ、私も会社員時代、似たようなことを会社に対して思っていたし、

          それらは成果としては見えにくいが実際に働いている人からすると

          とても働きやすい環境を作ることになるだろうし、

          それに関わる人達にとってもプラスになると思う。

           

          役所とのやり取りやそれに対して思うことの結論として、

          世界は変わり続けているのに日本はあまり変わっていっていないように思う。

          それこそ、人口が減り始めたり、働き手も減り始めているのに

          今までと同じやり方で突き進んでいるように思う。

          きっとそれには限界があるだろうし、すでに限界が近づいてきているような気がする。

          そして、それは私自身にも当てはまる。

          私は設計を仕事にしているのだから、

          設計に関しての知識、経験を積んでいけば良いと思うが、

          世の中が変化している以上、やみくもに設計だけをやっていてもそれだけでは足りないように思う。

          こんな時だからこそ、地味だが、新たにBIMを始めようとしたり、

          設計以外の知識を得ようと日々、経済や哲学の本を読んだりしている。

          どれもすぐに目に見えて変化は分からないが、

          設計者が設計だけをしていても今後、厳しくなっていくように思う。

          司法試験合格を目指しているのもそんな理由のためだ。

          まだ具体的に設計と何かが具体的に結びついて

          新たな価値を生み出せるかの答えは見つかっていないが、

          根拠はないけども方向性はあっているような気がする。

          本当に小さな規模での変化ではあるが、

          きっとこんな小さな規模でもいつか世の中のためになると信じている。

          木造の大スパン

          2019.12.12 Thursday

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            JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

            年明けに提出しようとしているプロポーザルの主題は木造の大スパン。

            しばらく前から検討は続けていたが、なかなか方向性が定まらない。

            このまま決まらず、ずるずると時間が過ぎそうな気がしたので、

            しっかり時間を投入してまずは方向性を決めようと考えた。

            昨日は朝から参考資料を読み込んだり、ネットで参考事例を探したりした。

            ただ、それでも定まらず、もう少しで朝日が昇る。

             

            考えをまとめるためのメモ書き。

            いろんな事例を見ていく限り、トラス構造にすれば解決すると思うが、

            なんだか簡単に答えを出すような感じがして、

            気持ちが納得していない。

            自分なりの方向性はおぼろげながら出てきたが、

            構造に関わるものは最終は構造設計者と検討を進めないと決まらない。

            方向性の手前まで来た感じになったので、

            現時点での考えや疑問点を構造設計者にメールした。

            構造設計者も納得して、方向性が決まれば良いのだが。