梅田周辺建築巡り

2016.10.28 Friday

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    昨日、大阪に行ったついでに梅田周辺の「建築」を見に行った。

    建築士はスポーツ選手がオフの時でもトレーニングしたくなるように

    時間があれば「建築」を見に行きたくなる衝動に駆られる。

    街中で人を対象ではなく、建物を対象に写真を撮っている人を

    見かけたら、それは建築士かもしれません。

     

    乾久美子氏デザインのルイヴィトンのファサード。

    ガラスとステンレスとパターンの3層で構成されている。

    周辺は有名ブランドの路面店が多くあるが、

    これはそこまで強い主張があるわけではないが、

    他のブランドのファサードと比べても、明らかに洗練された雰囲気が漂っていた。

     

    クリストフ・インゲンホーフェン氏デザインのブリーゼタワー。

    ボリュームの取り方、パネルの大きさの扱い等、

    周辺のタワーよりもそれぞれの考え方が繊細な感じがした。

    ただ、周囲を建物で囲まれており、以前よりも暗い印象になっていた。

     

    ドミニク・ペロー氏設計の大阪富国生命ビル。

     

    この10年ぐらいで梅田周辺も多くのビルが

    建替え、増築等を行い、風景を一変させた。

    しかし、久しぶりに建築的に見渡したが、

    はっきり言っておもしろくない街並みだった。

    おそらく、ほとんどのタワービルは日本の大手組織設計事務所が設計したと思われるが、

    どの建物も個性が埋没しているように思われ、どの建物も同じように見えた。

    だが、この大阪富国生命ビルやその他の見に行った建物、ファサードは

    心躍るような感覚があり、何がここまでの差を生み出すのかが改めて分からなくなった。

    考え方なのか、才能なのか、熱意なのか、環境なのか、・・・。

    はっきりした答えは見つからないが、自分なりの答えが導き出せた時に何かが見えてくるだろう。

     

     

    ショールーム巡り

    2016.10.27 Thursday

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      JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

      神戸にもいろいろとメーカーのショールームがあるが、

      東京・大阪の大都市にしかないショールームもある。

      今日は現在進行中の物件で取り扱う建材の

      ショールームを見に大阪まで足を運んだ。

       

      最初に足を運んだのはウッドテックのショールーム。

      壁の一部に木パネルを使うので、その実物を念のため確認するために行った。

      以前にも使ったことがあるが、念には念を、ということで。

       

      壁面一面に並べられた尺角のフローリングパネル。

      今回はフローリングは他社の物を使用するので、

      見る必要もなかったが、新製品等がないかを確認。

       

      次は名古屋モザイク。

      この会社の製品を現在進行中の物件でいろいろと使っているので、

      今日はこのショールームがメインだった。

      仕様はサンプル等を取り寄せて検討し、すでに決定済だが、

      一つずつ自分の目で確認したい思いもあり、今日は足を運んだ。

      このショールームは先週ようやく移転後リニューアルオープンしたこともあり、

      前から来たいと考えていた。

       

      各タイルが壁一面に並んでいる。

      やはり取り寄せたサンプルよりも大きいので、

      より完成時に近いのでいろいろとイメージができた。

      すでに決定している仕様も一つずつ確認していったが、

      間違いはないことを確認できた。

       

      最後は金物メーカーのWEST。

      金物まで指定されるお客様はいないが、

      こちらで選んで図面に記載しているので、

      自信を持って勧められるように念のため、現物を確認した。

       

      どんな設計事務所も同じだと思うが、いろんな仕様を決定する時に

      ひたすら各メーカーのカタログに目を通す。

      極端な言い方をすると、今の設計は既製品を多用するので、

      カタログに詳しければ、ある程度設計が出来てしまう。

      ただ、それが設計と呼べるのか、とも思うし、

      そんな設計は寂しい気がする。

      また、忙しければサンプルの取り寄せをして確認することもなく、

      そのまま建物が出来上がってしまう。

      私としてはそれぞれの製品をカタログの見た目だけではなく、

      実物の手触りや雰囲気も大切に設計したいと思う。

      さらにはカタログを見て選んで完了する設計からは

      なんとか脱却したいと考えている。

      そんなことが可能かは分からないが、そう思う。

      足場解体終了

      2016.10.19 Wednesday

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        JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

        今日、足場の解体を行い、建物の全体が現れた。

        お客様と一緒に眺めたが、お互いに予想以上の出来栄えに喜んだ。

        塗り壁の色と外壁と軒天のレッドシダーの色、

        及びサッシや金物等のシルバーの計3色に絞ったことで

        仕上がりが良い感じになった要因だと思う。

         

        外壁と軒天のレッドシダーの写真。

        現場に納品されたレッドシダーは色合いが薄い物から濃い物まで

        バラバラの印象だったが、

        実際に張ったら、そこまでは色合いの濃淡は気にならなかった。

         

        玄関からの内部写真。

        大工さんが苦労していたフローリング張りは

        ようやく完了し、養生シートを張って

        次の工程の天井張りを始めていた。

        見た感じはこの2,3週間は変わっていないが、

        ここまで来れば完成まであと1か月ちょっと。

        10年ぶりの現場

        2016.10.17 Monday

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          JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

          今日は打合せのため、明石方面に向かった。

          打合せ後、最寄り駅の近くに以前に設計を担当した

          小さなバーベキューコーナーが

          あることを思い出し、そこへ向かった。

           

          電車からは遠目に何度となく見ていたが、

          その現場に立つのは約10年ぶりだった。

          この物件を担当したのは大学を卒業して

          設計事務所に入って2年目ぐらいだった。

          その事務所は上司の方が基本設計を行い、

          実施設計あたりから下の者が加わって完成に向けて動くような体制だった。

          このテント施設は当初、もっと規模の大きな建物前提で話が進んでおり、

          上司が対応していたが、予算の都合上、

          小さなテントをいくつか建てるということに落ち着き、

          最初はたくさんの人が関わっていたが、

          最後には私とこの施設担当者のみになっていた。

          ある意味、単独の設計担当者になった初めての物件だった。

          改めて見ると、柱は太すぎるし、意図の感じられないデザインだが、

          当時は自分なりにいろいろと思いを巡らし、設計していた。

          10年経っているので全体的に黒ずんでいたが、

          当時心配していた錆も出ておらず、変わらぬ姿だった。

           

          今日は月曜ということもあって利用者は1組のみ。

          周囲も人影まばらで少し寂しい感じだった。

          だが、そんな寂しい夕暮れの中、その物件の前で立ち尽くし、物思いに耽っていた。

          大学を卒業する前からいつかは自分で設計事務所を始めると思いながら、約10年が経った。

          だが、歩みは遅いながら着実に前には進んでいる自分をうれしく思った。

          この物件を担当した時の気持ちが10年後の今も変わらないでいることをうれしく思った。

          そんな自分の気持ちに応えられるよう、真摯に設計に向かい合いたい。

           

           

           

          築30年の家のリフォーム

          2016.10.05 Wednesday

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            築30年の木造2階建ての家のリフォームの話を頂いている。

            家の延床面積がかなり大きいので、

            今回は1階がメインのリフォーム工事。

             

            LDKの写真。キッチンはコの字型をしており、

            立派な収納家具が付いている。

            しかし、30年前のものなので、古い感じがした。

             

            玄関前の外構。おそらく建設時には和風の感じにしたかったようだ。

            庭石も大きなものがいくつか置いてあるが、今となっては

            ちょっと重苦しい雰囲気もある。

            お客様からはウッドデッキの希望もあったので、

            外構設計の方も巻き込んで打合せ中。

            どうしても住宅の設計となると、家の中が中心になるが、

            私としては、家自体と外構、それぞれの重要性は半々だと思う。

            街を歩いていても、家の外観が立派でも駐車スペースが

            コンクリートと砂利だけだとみすぼらしく感じてしまう。

            街並みに合わせた外構とまでは行かなくても、

            せめて家の風格に負けない程度の外構の在り様にしないといけないと思う。

             

            最近では見ることが少なくなった在来の浴室。

            今回は予算や施工的なことも考え、ユニットバスで行く予定。

             

            現在、計画内容や見積内容を検討中だが、

            築30年の家の構造補強や断熱等を

            現在の基準に合わせようとすると

            結構な額になる。

            現在の基準に合わせて構造検討も行ったが、

            今の基準を満たしていなかった。

            戸建住宅のリフォームを行う場合は、使い勝手が悪かったり、

            経年劣化でお風呂や壁紙等が古くなってきたことをきっかけに

            リフォームを行うことが多いと思う。

            家の中の目で見えている範囲を更新することも費用がかかるが、

            目に見えない性能の部分を更新することで

            さらに費用がかかることになる。

            だが、それぞれの内容をお客様に理解してもらって、

            お客様自身が選択することが重要だと思う。

            住宅の耐震や断熱等を知らずに表面的な部分だけで終わらせてしまう

            いい加減なリフォーム業者の話も聞くので、

            そんな業者さんに当たったお客様はかわいそうだなと思う。

            ただ、分かった以上、性能と更新のそれぞれを

            予算の中でどこまで実現していくかという

            悩みや苦しみがあるので、どちらが良いとも言い切れないが・・・

            現在、お客様と悩み、苦しみ中です。