平成29年司法試験予備試験受験案内

2017.01.18 Wednesday

0

    JUGEMテーマ:法律

    平成29年司法試験予備試験受験案内が届いた。

    今回で4回目の受験になる。

    この半年は今までとはやり方を変えて

    論文の勉強はほとんどせず、択一で点数を取れるように

    択一過去問を一問一問理解できるまで進めてきた。

    ただ、想定はしていたが、7法を回すのにあまりに時間がかかっており、

    試験まであと4か月あるがすでに焦り始めている。

    だが、今までは焦って回すことを重視してきて

    結局、得点があまり変わっていないので、

    試験日まで今のやり方を貫き通す。

     

    左は確定申告の参考本。右は来月行われるプロポーザルの公開プレゼンテーションの傍聴許可証。

    法律の勉強もしなければならないが、税金も納めなければならないし、

    建築の知識・経験も吸収しなければならない。

    考え出すと頭がいっぱいになるが、自分で納得の行く高みを目指す以上、

    焦らずゆっくりもせず、血肉化していくしかない。

     

    伝統軸組構法

    2017.01.17 Tuesday

    0

      JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

      去年の春に実家が熊本地震で震災し、全壊の判定を受けた。

      夏に丸二日かけて現場調査し、その後合間に現況図起こし、計画プランの検討を重ねてきた。

      また、そのプランに基づいての概算見積、等を作成し、先日、その説明等で実家を訪れた。

       

      建物全景。私の祖父の代に建築し、約築70年。

      図面を起こして初めて分かったが、延床面積が約90坪あった。

      今まで木造住宅はたくさん設計してきたが、一番多い規模は30坪程度である。

      想像以上の大きさに驚いた。

       

      現地で改めて事前に送付していた現況図、計画プラン、概算見積等を両親に説明した。

      また、その資料と共に、この半年でこの建物・土地についていろいろと調べた内容も

      書類を作成し送付していた。

       

      調べていろいろと分かったこと。

      ・4年前の時点で町役場から最大震度7の地震が近い将来起こる可能性があることがすでに発信されていたこと。

      ・これも町役場情報でこの周辺は河川が氾濫した場合に最大で1.5m程度の浸水のおそれがあること。

       (床の高さが地面から75cm程度あり、やたら高いと思っていたが、

       おそらく洪水に対しての先人の知恵で床高さを高く設定していると思われる。)

      ・伝統構法は大きな地震の度に被害を受けているイメージがあったが、

       仕組みとしては土壁で地震の衝撃を吸収し、構造体で粘って、それでも耐えきれない場合は

       建物が束石から滑って対応している、柔らかい構造体であること。

      ・現代の木造軸組構法は壁・床をパネル状に作り、金物で固め、頑丈な箱を作って

       地震に対応している、硬い構造体であること。

       ただ、倒壊・損傷すると補修等はかなり難しい。

      ・日本の風景を作っている伝統構法の家は研究があまりなされておらず、

       関連資料や専門書等がかなり少ない。

      ・地震で倒壊している伝統構法の家はどれも築年数が最低でも50年以上で

       現在の家とは経年劣化の度合いや法律で決められている性能が異なるため、

       一概に地震に弱いとは言えない。

      ・伝統構法は構造体も含め、全てが視認できるため、メンテナンスがし易い。

       ただ、その構法に対応できる職人さんが少なくなってきている。

      ・建物は全壊扱いだが、大黒柱は傾き・変形がなく、白アリの蟻害を受けている所と土壁が

       激しく損傷を受けているように見えるだけで建物としてはそこまで損傷していない。

       

      ただ、計画プランの概算は建物規模が大きく、グレードアップすることもあり、新築が1,2軒建つぐらいかかる。

      損傷を受けている部分だけの補修でも通常のリフォーム工事とは比較にならないぐらい費用がかかることが分かった。

      年老いた両親が負担するにはかなり厳しい内容である。

       

      小屋裏の梁組。

      設計を仕事にしている人間からすれば、

      こんな立派な構造の家を建てることはそうそうない。

      こんな貴重なものを解体してしまうのはもったいなく感じてしまう。

       

      こちらは納屋の全景。

       

      周辺の地域ではブルーシートが掛けられている家もまだまだあったが、

      地震から9か月経ったこともあり、更地になっている場所が目立った。

      ただ、この伝統構法の特性を加味すると、

      見た目だけで安易に解体してしまわずにみんなの記憶を受け持った、

      そして、この地域の風景を形作っているこれらの建物をなんとか残していきたい。

      だが、予算とは無関係にはそれは為し得ない。

      設計者である私が現況図、計画プラン、概算見積を作成することで

      ある程度、方向性を決めて行く材料は揃ったと思う。

      まだ動き出すには時間がかかりそうだが、

      より良い方向に進めるように私のできることを考えていきたいと思う。

      ふと考えると、今日は阪神大震災の22年目の日だった。

      今、神戸に暮らし、熊本地震の被害を受けた建物の検討をしていることに

      何かしらの縁を感じる。

       

       

       

      引っ越し

      2017.01.11 Wednesday

      0

        JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

        今日は事務所1軒目の方の引っ越し日である。

        施主検査等から日があまりなかったので、

        工務店から一部補修が終わっていない旨、連絡があったので、

        その他の確認も含め、現地へ向かった。

         

         

        1・2階の洗面カウンター。

        完成間際になってグローエの水栓が納期2か月と工務店より連絡があり、

        結局、いろいろと相談した結果、仕様を変えて施主支給でなんとか引っ越し日に間に合った。

         

        事務所1軒目ということで、ちょっとした変更内容を各方面にこまめに連絡したり、

        先を見越して事前に検討する等、私なりにいろいろと丁寧にかつ工夫して考えながら実行していった。

        打合せ、工務店との見積調整、着工、工事、と順調にきたが、

        完成間際で図面と異なる仕様で仕上がっていたり、納期が間に合わない等、

        建築主にいろいろと迷惑をかけてしまった。

        今、振り返ってもこれ以上の精度でどう仕事を為せばよいか分からないが、

        私なりに今後に生かすべき内容は見つかったので、同じことを繰り返さないように

        下を向かず前を向いてやっていくしかない。

         

         

        施主検査

        2017.01.05 Thursday

        0

           

          昨日、事務所1軒目の施主検査を行った。

          「施主検査」とは建物が完成し、打合せ通りの仕様になっているかの確認を行ったり、

          傷や汚れがないか等を設計者と建築主が一緒に確認していくことである。

          通常は工務店検査を行い、1週間程度の補修期間を設け、

          その後、設計事務所検査を行い、1週間程度の補修期間を設け、

          そして、施主検査を行い、1週間程度の補修期間の後に引き渡しとなる。

          ただ、建物は完成してもその後に外構工事が始まるので、

          周辺に駐車スペース等がないと外構工事の完了後に引っ越しとなる。

           

          今回は建物完成が年末年始を挟むので、かなり引き渡しが伸びそうなことと、

          周辺に駐車スペースがあるので、住みながら外構工事を行うことが可能なので、

          通常の流れとは異なり、施主検査後、すぐに引っ越しの予定である。

           

          早めに現地に着き、全ての窓を開け、施主検査の準備をした。

          施主検査が終われば、打合せから工事までの一区切りが付くことになる。

          そんな気分を反映するかのように空は快晴だった。

           

          約1時間の施主検査を行った。写真はその内容の書き込み。

          今までいろんな方の施主検査を行ったが、

          どこの姑ですか、というぐらい、光の反射でしか見えない

          1mm程度の傷をあげつらう人もいれば、

          あまり細かいことを言うとせっかく一生懸命作ってくれた人に

          申し訳ないと言って何も言って来ない方もいる。

          私の意見としては、気になる内容があれば遠慮なく言ってほしいと考えている。

          ただし、工事中を見てもらっていれば分かるが、

          工場のクリーンルームで電子機器を作るのとは異なり、

          何もない空き地にいろんな職人さんが入れ替わり立ち替わりで来られ、

          徐々に作り上げていく。

          雨の日もあれば、雪の日もある。

          そんな場所でこの建物を作り上げてきたことを想像して頂ければ

          自ずとどの程度の精度で、どの程度のことを言うべきか決まってくる。

          ただ、その建物を建てるにあたっての建築主の経済的、精神的負担を考えると、

          私が上記のようなことを言うのもおこがましいので、

          建築主の良心を信じながら、施主検査を行うことがほとんどだ。

           

          建築主が帰宅後、事務所1軒目ということで、

          現地に残り、私自身で1軒目の反省会を行った。

          良かった点、改善すべき点、施主検査で指摘を受けた内容の確認等、

          家の中を図面を片手に歩きまわって

          約5時間かけてそれを行った。上記写真はその内容。

          施主検査の内容の倍以上になってしまった。

           

          個人で設計事務所を始めるということは

          別の観点で考えると何の後ろ盾もなく個人事業主になるということ。

          私自身、去年の春から始めてまだ1年も経ってないが、

          毎日が不安である。

          ブログの最初の投稿からいまだ変わらず、希望と不安が渦巻いている。

          個人ということは私が倒れればそれで終わりだし、

          営業の者がいるわけでもないので、自分で仕事を確保しなければならないということである。

          もちろん、厚生年金はもらえないし、ボーナスもない。

          学生の頃から頭の中で自分の設計事務所を運営することを

          シミュレーションしてきたがほぼその通りになっている。

          ただ1点そのシミュレーションから想定外だったのは、

          基本を忠実に行うこと、つまり、目の前の人の話をまじめに聞く、

          困っている人がいれば助ける、自分勝手な考えで行動しない、等

          小学校低学年でも理解できるようなことを仕事でも同様に手を抜かず行っていると、

          良い結果が得られるということである。

          この1軒目も以前の私の仕事ぶりを知っている方の紹介で頂いた。

          他にもいくつか紹介を頂いている。

          毎回、5時間かけて反省会をしないかもしれないが、

          設計をして引き渡して終わりを繰り返していると私に未来はないことは分かるので、

          これからも自分にも他人にも真摯な姿勢で設計というものに向き合いたいと思う。

           

          施主検査が終わっても、引き渡しまでにその内容をしっかり補修してもらい、

          引っ越し後もしばらくは何かしらの問題は発生すると思うので、

          建築主が新たな生活に馴染むまでは気を引き締めて対応していくつもりだ。

           

           

           

          完了検査

          2016.12.28 Wednesday

          0

            昨日、事務所1軒目の完了検査を行った。

            一般の住宅の場合、最初に建築基準法に合致した計画をし、

            確認申請書を役所、または民間検査機関に提出する。

            そして、その建物の計画が建築基準法を満たしているかを書面上でまず審査を受ける。

            その後、木造であれば上棟後に中間検査で躯体関係が確認申請通りか検査を受け、

            最後に完了検査で仕上げや設備関係が確認申請通りか検査を受ける。

            特に指摘事項もなく無事完了検査が終わった。

            併せて、以前から1軒目の家を見たいと言っていた友人達を招いて

            内輪のオープンハウスを開催した。

            同業者が多かったので、褒めてもらえた内容もあり、

            厳しい指摘を受けた内容もあり、今後に生かせるいろいろな意見をもらえた。

             

             

             

             

            ほぼ完成しているが、一部補修内容や是正内容があるので、

            年明けの引き渡しに向けて最後まで詰めていく。