製作キッチン設置、転落防止建具打合せ

2016.12.20 Tuesday

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    今日はお客様がご自身で仕様を決めていた製作キッチンを据え付ける日だ。

    また、建具屋さんとの階段の下り口と上り口に設置する

    転落防止用の建具の打合せのため、現場に向かった。

     

    キッチンと背面収納の据え付け風景。

    ある程度出来上がったものをぽんっと置くイメージだったが、

    現場でたくさんの部材を組み立てるということで

    朝の10時から夕方までかかるとのこと。

    面材、天板は無垢のチェリー材で仕上がっている。

    写真の引出しの面材を側面から見ると木の年輪が見えた。

    ほとんどのキッチンの面材がシート材等でくるっと巻いているものがほとんどなので、

    キッチンで木の年輪を見ることにある種の驚きがあった。

     

    食洗器の「ガゲナウ(GAGGENAU)」

    この仕事をしていてなんだが、ミーレの食洗器は1,2回見たことがあるが、

    ガゲナウの食洗器を現場で見ることは初めてだった。

    お客様が非常に熱心で、ご自分でキッチンの食洗器のメーカーの候補を絞り、

    それぞれのメーカーのショールームに足を運び、

    使い勝手も自分で確認し、疑問点を自分で洗い出し解決した上で

    このメーカーに決めた。

    そんな情熱を持った方の建物を設計できるのは設計冥利に尽きる。

    このお客様からはいろんなことを学ばさせて頂いた。

     

    鉄骨階段の木部である段板と笠木の取付完了。

    今までは鉄がむき出しだったが、

    完成形になって雰囲気が柔らかくなったような気がした。

    また、この階段の下り口と上り口にお子さんがまだ小さいので、

    転落防止用建具を設置することになっており、

    その打合せをしたが、途中お客様も来られ、

    結局、上の下り口のみ転落防止用建具を設置することになった。

    打合せでいろいろと検討することも重要だが、

    現場での打合せも非常に重要だと思った。

     

    現場からの帰り道、古い家の解体工事を行っていた。

    ふと、実家のことを思い出し、あの古い家は地震で全壊にはなっているが、

    安易に解体せず、なんとかこの手で復活させたいと改めて思った。

     

      

    建築設計とデザイン

    2016.12.16 Friday

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      JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

      たまたま先日落選したプロポーザルの結果がネット上で公表されていた。

      何人かの提案書があり、それらを見ながらいろんな思いが湧いてきた。

      どのプレゼンもいろいろと案を練って、

      プレゼン自体もCGや模型を使ってふわっと軽い表現できれいに仕上げてあった。

      ただ、このプロポーザルは提案に地域性を強く求めていたが、

      どの案も違う場所でも成り立つような案だった。

      それらの案を見ながら、自身が大学で建築を学んでいた時のことを思い出した。

       

      大学で建築を学んでいる時に一番理解しにくかったことがある。

      それは建築設計の実習である。

      建築設計の実習は最初に敷地や用途等の与条件を与えられ、

      模型や図面を作成して自分なりの提案を行うというものである。

      その他の構造力学や建築計画等の授業内容はテキストそのままだが、

      建築設計の実習は自分なりにこれが正解というものにたどり着けず苦労していた。

      もちろん表彰されたこともない。

      ただ、建築設計の優秀者として表彰される人の案を見てきたが、

      確かにプレゼンはきれいにできているが、その与条件と案を見比べた時に

      何か釈然としないものがあった。

      また、ちょっとでも建築のことを知るためにいろいろな本を読んだが、

      法律の本に比べ、中身が抽象的過ぎて、読み終わった後、

      結局何が言いたいのかが良く分からない本が多かった。

      大学の時は自分の理解力や建築設計に対する能力が低いのだろうと考えていた。

       

      大学を卒業して建築設計の実務を約10年してきたが、

      建築設計は大学と社会ではかなり求められているものが異なることは身に染みて分かった。

      社会ではまずお金ありきで、いかにその予算でより良いものに仕上げられるかが重要である。

      そして、出来た建物も重要だが、その建物を発注しているお客様にいかに良い気分で

      その過程を経験してもらえるかも重要である。

      ひょっとすると、後者の方がより重要かもしれない。

       

      しかし、街を歩いているとどこかしらで工事をして新たな建物が造られているが、

      正直、もうちょっと建築・デザインの可能性を感じられる設計はできなかったのか、

      その設計者は予算ありきでその建物を建ててしまって良いのか、

      と言いたくなる建物がとても多い。

       

      現実的な建築設計で出来上がる建物は見ていてつらい気持ちになる。

      デザイン重視でその発注者や使用者に見向きもされなくなってしまう建物もつらい気持ちになる。

       

      私の今の結論としては、設計という職種は現実的な建築設計を行う能力と

      デザインの力を発揮できるような提案力の両方が必要なのだと思う。

      どちらかにすり寄ることは本人にとっても、社会にとっても不幸な結果になるのだと思う。

       

       

       

      塗装工事大詰め

      2016.12.14 Wednesday

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        JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

        仕上げの2回目の塗装を行っていた。

        1回目に比べてむらもなくなり、きれいな仕上がりだった。

         

        キッチン横の壁。

        中央の物体は先端にマグネットが付いているペン。

        お客様の希望で、目立たない形で掲示板的な場所が必要とのことで、

        この場所は下塗りとしてマグネット塗装を施している。

         

        2階のホール部。

        天窓を横切っているのはこの空間の

        端から端まで伸びている物干しパイプ。

        下は階段とスノコなので実質的にこの部分は吹抜けている。

        天窓を開ければ1階の窓から天窓へ風が抜け

        雨の日でも洗濯物が乾くはず。

         

        2階の洗面とトイレ。

        トイレの壁の一部を名古屋モザイクのモザイクタイルで仕上げている。

        お客様も私もサンプルを取り寄せ、

        さらにメーカーのショールームにも確認に行っただけあって

        打合せ時のイメージのまま、良い感じで仕上がっていた。

        アガチス天井張り、塗装工事・・・

        2016.12.07 Wednesday

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          JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

          大工工事も終わり塗装工事が始まるにあたって、

          塗装屋さんから連絡があった。

          詳細に関しての確認だった。

          すでに工務店に連絡している内容の確認だったが、

          何となく嫌な予感がしたので、

          現場で塗装屋さんと打合せをすることにした。

          仕事のやり取りは原則メールや電話で行うことが多いが、

          不安感がよぎった時はお客様であろうと業者さんであろうと

          必ず直接会うようにしている。

          過去にこの予感に助けられたことが何回もある。

           

          現場へ行くと、前から楽しみにしていた天井のアガチスが張られていた。

          今回はお客様と悩んだ結果、無塗装でいくことにした。

          施工したばかりでやや白っぽい感じもしたが、

          数年後にはもっと濃い色になって、フローリングの濃い色ともなじんでくると思う。

          まだ塗装工事も下塗りが終わって1回目の上塗りが途中といった所だったが、

          空間の質が徐々に上がってきたことを実感した。

           

          塗装屋さんがバルコニーの鉄部の下地処理をしている所。

          塗装工事は何より重要なのは下地処理である。

          上塗りは極論、素人でもできるが、下地処理がいい加減だと

          結局、塗装が剥がれてきたり、割れてきたりする。

          こちらから下地処理を念入りにお願いしますと言うと

          職人さんは心良く、しっかりやっときます、と言って頂いた。

           

          2階寝室。

          2階はほぼ1回目の上塗りを終えており、

          きれいに仕上がっていた。

          真っ白に見えるが、塗料としては真っ白の手前のものを使っている。

          また、塗装の下地処理も重要だが、

          それ以上に重要なのは大工工事の精度である。

          家も基礎が重要なのと同様に大工工事がいい加減だと

          塗装の下地処理をどんなにがんばっても表面の割れ等が

          出てきてしまう。

          大工さんの仕事ぶりを見ていた限りではその点は心配ないと思う。

           

          玄関の壁の一部にもアガチス張り。

          塗装工事が今週、来週ぐらいで完了し、その他設備関係の工事や

          タイル工事等が控えている。

          年末ぎりぎりに完了検査、事務所検査を行うが、

          ようやくここまで来たという感じだ。

          ただ、最後まで何があるか分からないので、

          引き渡しまで気を抜かず、注視していきたい。

          大工工事が終わりそうで終わらない

          2016.11.30 Wednesday

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            お客様と現場を確認。

            もう大工工事が終わって仕上げに取り掛かっているかと思ったら、

            急ピッチでまだ行っていた。

             

            LDKのキッチン設置予定の場所。

            石膏ボード張りは完了しており、写真左手のキッチンパネルも

            施工完了していた。

             

            セカンドリビングからLDK方向を見た写真。

            こちらも石膏ボード張りが全て完了。

             

            1階の人工大理石のボウル一体成型の洗面。

            1・2階共、人工大理石の洗面カウンター。

            水栓はお客様こだわりのグローエの水栓を設置予定。

            1・2階共、カウンターは設置完了していた。

             

            玄関の石膏ボードがまだ完了しておらず、

            かつ、玄関とセカンドリビングの天井にはアガチスの羽目板を

            設置予定だが、それをまさしく張り始めていた所だった。

            この天井の羽目板はお客様も私も、まだかまだかと楽しみにしており、

            今日こそはと思っていたが、まだこれからという所でお互いに残念がっていた。

            少し見にくいが、写真の天井の奥に1枚目を張っている。

            1枚目の時点で大工さんが「それぞれの材の幅が違う…」

            と呟いていたので、あと数日はかかりそうだ。

             

            年末には完成予定で楽しみではあるが、多少寂しくも思う。

            私の事務所としての一軒目だが、こんなにお客様と現場に行くことを

            楽しみに思いながら来れたのは、お客様の情熱、人柄のおかげだと思う。

            こんな気持ちを共有できるお客様と巡り合い、

            お客様も私も満足できる建物を今後も設計していきたいと改めて思った。