家具屋巡り1

2017.03.19 Sunday

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    JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

    これから着工するリフォーム工事の建築主より

    計画の内装に合う家具をコーディネートしてほしいとの要望を頂いた。

    建築と家具は非常に近い関係ながら、

    これまで私の方でアドバイスをすることはあっても選定したことはなかった。

    これは家具を知るのに良い勉強の機会、と思い、

    今回の計画に合い、かつ、気になる家具屋を調べ、

    何回かに分けてそれぞれの店に足を運ぶことにした。

     

    今日は神戸で2店舗に足を運んだ。

    まず1店舗目に足を運んだが、店に入ることなくそのまま立ち去ってしまった。

    ネットでその店のページを見る限り、とても印象が良かったが、

    実際に店の前に立って見渡す限り、

    量販店の家具の多少良くなった程度の家具しかなく、

    やはり足を運んで実物を見てみないと怖いと思った。

     

    2店舗目は「BoConcept」

     

    ダイニングテーブル、ソファ、チェア。

    今回のリフォームの計画はほぼ1階の内装のみである。

    また、木やタイルの素材感を感じられるように計画している。

    そのため、家具も素材感が感じられるようなものを今回探している。

    北欧のメーカーだけあって、デザインはシンプルながら

    素材感も感じられ、モダンな印象であった。

     

    選択できるファブリックやレザーのサンプル。

    一部の家具はイメージに合わせて仕上げを選択できるので、

    内装の計画に合わせることができ、これは長所だと思う。

     

    一通り、見学させて頂いたが、全体の印象として

    都市部の高層マンションの眺望の良い部屋のイメージが湧いた。

    今回のリフォームは戸建てなので、やや方向性が違うかなとも思ったが、

    候補として考えたいと思う。

    今後、訪れる家具屋とイメージ、金額、素材感等を比較した上で決定していこうと思う。

     

    リフォーム工事の準備

    2017.03.16 Thursday

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      JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

      以前に遠方にお住まいのお客様からリフォーム工事の依頼があり、

      メールや電話を主な手段として打合せを進めていた。

      そして、去年末の時点で設計も終え、工務店との契約も締結済であったが、

      この1年以内ぐらいにご主人の異動の辞令があるので、

      それに合わせて工事を行うように予定していた。

      しかし、諸事情により今月から工事を始めることになった。

       

      現場で図面を拡げてお客様に計画内容の最終確認。

      今日は工事を始めるにあたって、近隣挨拶を行い、

      現場で建築主・設計者・施工者が一同に会し、

      計画内容の確認を図面や主な部分のパース等を見ながら

      確認していった。

       

      LDKの全景。

      築30年で空家になって約3年。

      こまめに空気の入れ替え等をして頂いていたので、

      建物の傷みはあまり見られないが、それでも全体的に古びた印象である。

      これから工事が始まるが、お客様は次に現場を見るのは完成後。

      通常はこまめにお客様と現場を確認していくことが多いが、

      今回はそれが難しいので、いつも以上に丁寧な仕事をしていこうと思う。

      エアコンの不具合

      2017.02.23 Thursday

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        先月に引き渡しているお客様から寝室のエアコンについて

        何回か連絡があり、電気店に新品のエアコンを取り付けたが、

        後日止まってしまい、再度新品に交換しても同じように止まってしまったとのこと。

        さらにメーカーのメンテナンスを呼ぶと建築工事中に施工した

        先行配管が原因でうまく作動しないのではないかとの指摘を受けたとのこと。

        この寒い時期に何度も原因不明でエアコンが作動しないため、

        今日は建築主、建築主の親、電気業者、工務店、

        エアコン販売店、エアコン設置業者、エアコンメーカー、設計者、

        という関係者が一堂に集まり、原因を探っていった。

         

        2回目に設置したエアコン本体と室外機を取り外している所。

        関係者が全員集まった所でそれぞれの話を聞いていくと、

        やはり先行配管の内部に水分があったことでエアコンが通常の作動を

        しないことが分かってきた。

        また、エアコンメーカーのメンテナンスの方が言うには

        配管内に水が1、2滴あるだけで動かなくなるとのこと。

        それは今回初めて知ったことだった。

         

        実際の配管部分。直径は6mm程度。

        配管の内部をフロンガスが熱を運ぶことで

        エアコンから冷気・暖気が出てくるが、

        特に冬場は暖気を出すので、室外機側は最大−20度にもなるらしい。

        そして、内部の水滴が凍るとその配管を塞いでしまい、

        エアコンが止まってしまうとのこと。

         

        配管内部の水分を窒素ガスで排出している所。

        エアコン設置時にも同じようなことをするが、

        その時はまた別の種類のガスで行い、

        今回のような場合は窒素ガスでないと効果がないらしい。

        また、配管も2種類あり、気体と液体の2本があり、

        今回は液体、つまり油と水滴が混ざった側の配管を重点的に

        窒素ガスを吹き入れた。

        上記内容も恥ずかしながら初めて知ることばかりだった。

         

        先行配管の再度のブローを行い、3回目の新品のエアコンを取り付けた様子。

        リモコンをオンにすると、普通に暖かな空気が出てきた。

        今まではこんな風には出ていなかったし、メーカーの方の目からしても

        問題ないとのことで、ようやく解決した瞬間だった。

        結局、約4時間かけて解決したが、エアコン1台を取り付けるのに

        こんなにうれしい気持ちになったことはない。

         

        この家に関わった工務店、電気業者、設計者、エアコン取付者は

        皆10年以上の経験があるが、誰も何故エアコンが動かないかが分からなかった。

        ただ、エアコンメーカーの方のみこの原因を特定できた。

        さらに詳しく聞くと、このような事例は過去20年間で4,5件の報告しかなかったとのこと。

        要はかなり稀なケースであった。

        私としては職人がいい加減な仕事をした結果としての不具合を心配していたが、

        話を聞く限り、皆きっちり仕事をしていたが、不幸なことに不具合が生じてしまった

        ということらしい。

        建築主からすればどちらにしろ迷惑な話だが、私としてはその話を聞いて

        なんとなくほっとした。

        エアコンについてある程度理解しているつもりであったが、

        今回の件は非常に勉強になった。

        これからもエアコンを始め、まだまだいろいろなことを勉強していく必要がありそうだ。

        完成建物の写真撮影

        2017.02.14 Tuesday

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          JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

          今日は事務所1軒目の完成建物の写真撮影を行った。

           

          この頃、天候があまり良くなかったが、

          朝から晴れて撮影日和となった。

          ただ、写真家の方と立ち話をしていたら、

          写真家からすると晴れれば良いという訳ではないらしい。

          建物のテイストやその写真家の性格にもよるが、

          多少曇っている方が空間の空気感を表現できたり、

          古民家等は雨が降っているぐらいが丁度良いとのこと。

          日頃接しない分野なので、非常に勉強になった。

           

          撮影風景。

          すでに住まわれている中の写真撮影だったが、

          建築主に無理を言って、家具を動かしたり、

          照明を付けたり消したり。

          快く応じて頂いて非常にありがたかった。

           

          日の入り後の外観。

          今日は朝から晩まで完成建物の写真撮影に付きっ切りだった。

          実際、その時間を過ごして分かったのは、

          撮影時間よりも物を動かしたり、構図を探る時間の方が長いということだ。

          試行錯誤し、より良い完成形を探る、設計と同じだと思った。

          今日お願いした写真家の方は元々設計をされていたのもあると思うが、

          やはり何かを生み出す人は結局、業種は違えどすべきことは同じなのだと思う。

           

          2週間後には初物件の写真を入手でき、

          ようやくホームページを開設する。

          ホームページを開いたからといって

          何かが劇的に変わる訳ではないのは分かっているが、

          それでもようやく設計事務所としてのスタートラインに

          立てるような気がして非常に楽しみだ。

          大阪新美術館プロポーザル

          2017.02.03 Friday

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            JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

            今日は大阪新美術館の第二次審査の公開プレゼンテーションがあった。

            去年、私自身初めてプロポーザルに応募したことと、

            私が一番好きな建築物が谷口吉生氏設計の豊田市美術館ということもあり、

            今後の勉強になるようにと思い、拝聴させて頂いた。

             

            会場は大きなホールだったが、ほぼ満席の状態で

            高い注目度であることが伝わってきた。

             

            プロポーザルに参加したのは68組で

            第二次審査に進んだのは5組である。

            その中でも槇総合計画事務所のプレゼンを楽しみにしていた。

            そして、最初のプレゼンが槇総合計画事務所だった。

            槇文彦氏は今年89歳なので、事務所の別の方がプレゼンするものと思っていたが、

            ご本人がしゃべり始めたので驚いた。

            さらにご本人には失礼だが、年不相応に滑舌も良く、

            アーバンキューブ、パブリックスペース等のキーワードを通して、

            非常に分かり易く、かつ、ご自分の知識、経験を基に話されていたので、

            説得力のある内容だった。

            大学時代に槇氏の著作を読んだことがあるが、

            その著作同様に力みのない話し方で完成後の建物のイメージも出来、

            その建物に可能性を感じることもできた。

             

            その後、大手の組織設計事務所のプレゼンが続いたが、途中で退席してしまった。

            プレゼン資料やパースの質では槇総合計画事務所よりも上であったし、

            別の配置案での工事費の比較等を用いて詳細に検討していることは伝わってきた。

            しかし、一番重要な「何故その建物の提案なのか」という根幹部分では

            「美術と街をつなぐ」「その方法は楽しくない」「そうしないとつらい状態になる」等

            非常に感情的かつ抽象的な説明が多く、大学の設計演習の発表会を聞いている気分になってしまった。

            あれだけのプレゼンの準備ができるから、きっと彼らは優秀な人達だと思う。

            ただ、設計案の説明は詩的な表現ではなく、論理的な説明を行うべきだと思った。

            建築というものは抽象的な概念から始まり、最後は避けようがないぐらい具体的になる。

            だからこそ、人に説明する段階では感情的かつ抽象的な所からは一歩前に進まないと相手に伝わらないように思う。

             

            予定よりも早く会場を後にしたので、ついでに大阪新美術館の計画地を見に行った。

            計画地はシーザー・ペリ設計の国立国際美術館の北側だった。

            敷地の周りは高層ビルが立ち並んでいたが、そこだけぽっかりと穴が開いたように

            空き地が広がり「大阪新美術館建設予定地」の看板が弱弱しく物寂し気に立っていた。

            実際にプロポーザルの公開プレゼンテーションを拝聴し、

            いろいろと思う所はあったが、その舞台にさえ立っていない自分がその看板のように思えた。

            早く彼らと同じ舞台に立てるだけの実力を身に着け、美術館の設計をしてみたい。