令和元年司法試験予備試験短答式結果

2019.06.29 Saturday

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    JUGEMテーマ:法律

    5月に受験した予備試験の短答式の結果が返ってきた。

    合格には予想通り遠く及ばず、点数も去年とほぼ同じだった。

     

    この短答式は、憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、

    刑法、刑事訴訟法が各30点満点で、一般教養が60点満点の

    計270点満点で、合格ラインは6割の160点前後である。

    今回の試験結果で今までと大きく違うのは、

    試験直前に憲法から民事訴訟法までは基本書、過去問の見直しが出来たが、

    刑法、刑事訴訟法が間に合わなかったが、

    民法が26点、民事訴訟法が23点で過去最高点数で

    間に合わなかった刑法と刑事訴訟法は過去最低点数だった。

    言い換えるなら、勉強時間はわずかであったが、

    勉強できた所は点数が取れて、勉強できなかった所は点数が取れなかったという

    当たり前の結果を得ることができた。

    まぐれではない結果を得たということである。

    もう6回も受験してこの結果であるし、

    まだ最初の短答式でしかないが、

    少しずつ合格への道筋が開いてきているような感じがする。

     

    去年は年明けにようやく前年の予備試験問題の見直しに手を付けるような状態だったが、

    今年はすでに憲法は終わった。

    仕事状況的に忙しくなりそうだから油断するとすぐに年明けになるかもしれないが、

    わずかな時間を見つけて少しずつでも来年の予備試験に照準を合わせ、

    準備を始めていきたいと思う。

    何事も地道に、だ。

     

    現場が順調

    2019.06.26 Wednesday

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      JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

      現場質疑に回答したり、現場確認のために

      福祉施設の現場へ向かった。

       

      外壁のサイディングがかなりの面積を張り終えていた。

      前回、現場確認で訪れた時よりも工事が格段に進んでいた。

       

      配管や配線関係もかなり施工が進んでおり、

      壁下地も前回の柱・梁だけの時と比べると

      一気に建物らしくなっていた。

      最近はある会社の施工案件で界壁が屋根下地まで達しておらず、

      建築基準法違反とのことで社会でも大きなニュースとなっているが、

      防火上主要な間仕切りも界壁もしっかりと屋根下地まで施工されていた。

       

      木部現し部分の塗装サンプル。

      それ以外にも建築主で決定してもらったクロスもあるが、

      ほとんどがお任せ状態なので、

      私の方で検討し、決定したクロス等の仕様関係を現場側へ伝えた。

      工事はこれからが本番という感じだが、

      仕様関係はすでにほぼ決定済で発注もおおよそ目処が付いている。

       

      設計の仕事をしてきて過去最高に申請関係で苦しんだ案件だが、

      現場が始まってからは近隣からのクレームもなく、

      工程も予定よりも早く進んでいる。

      物事はやはり何かしらで帳尻が合うようになっているのだろうかと考えさせられた。

      それでもまだ予算や申請で不安要素はあるので、

      建物が完成して運用されるまでは気を抜かずにしっかりと工程を進めて行きたい。

      完成が見えてきた

      2019.06.23 Sunday

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        JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

        愛媛の現場へ行ってきた。

        今回はかなり前から建築主と一緒に飲みに行こうと

        言いながら、なかなかタイミングが合わず実現できていなかったが、

        ようやくお互い飲みに行けるタイミングとなったので、

        泊まりでの現場監理となった。

         

        外壁・軒天のレッドシダー。

        外壁は結局、仕様が上のレッドシダーを選択することになったが、

        苦しんで答えを出した分だけやはりとても見栄えが良かった。

        大工さんも材のバランスや塗装の乗り具合を見ながら丁寧に施工してくれていたので、

        外壁も軒天もその技術や試行錯誤が伝わってくる感じの良い仕上りだった。

         

        玄関の吹き抜けと鉄骨階段、大きなFIX窓が正面に見える。

        この吹き抜け等も当初は計画になかった。

        ただ、基本設計が終わった時点で大幅に工事金額が予算を超えた状態だったので、

        急遽、建物規模を縮小していった。

        その中で単に縮小するだけではなく、元々の建物の個性の部分を

        なんとか生かす方向でプラン修正をしていく中で生まれた吹き抜けだった。

        今となっては建物を特徴づける一つの要素となったので、

        打合せ時にいろいろと建築主と苦しんだことが良かったと思う。

         

        リビングとダイニング・キッチンの天井にもレッドシダー。

        外観に合わせるように内観にもレッドシダーを多用している。

        インテリアは建物完成時はシンプルな仕上りになるので、

        このレッドシダーがとても引き立つと思う。

        打合せでいろいろと検討してこの仕上りとなったが、

        先日現場で建築主の奥さんから

        「天井はこんな仕上りでしたっけ?」と言われて、

        「えっ」となったが、打合せの経緯を説明すると

        「そういえば、そうでした。」と言われ、

        びっくりする場面もあったが、やはりきれいな仕上りだった。

         

        最近は1時間程度の滞在時間だったが、

        この日は泊まりの予定だったので、

        建築主、現場監督、水道業者、等と昼過ぎから夕方まで

        たっぷりと打合せをすることができ、

        いろいろと仕様関係を決定したり、

        建築主がまだ悩まれていた内容を打合せすることができて

        私の方も満足な一日だった。

        晩は建築主と飲みに行った。

        前々から約束して、ようやく実現できた時間だった。

         

        脱皮ガニの唐揚げ。

        初めて食べたが、エビのかき揚げの味をもっと濃くしたような味で

        とてもおいしかった。

        一緒に飲みながら、今までの打合せのことや

        お互いへの感謝、年金の話や今後の日本の行く末、

        さらには何故か地球の歴史を暦に例えるなら人類の歴史は

        大晦日の除夜の鐘の鳴る直前の数分程度でしかないことの話まで、

        いろいろと語り合った。

        最後は握手をして、

        建物の完成までお互いがんばっていくことを誓って別れた。

         

        道の駅みなっとからの風景。

        この風景は約2年前にプロポーザルに参加するために

        敷地を確認するため、夜行バスで朝6時頃着いて見た風景である。

        その頃は事務所を始めて間もない頃だったが、

        縁もゆかりもないこの場所に俺は何故いるんだろう、と思いながら、

        この風景を見ていた記憶がある。

        今回、建築主に設計を田中さんに依頼できて本当に良かったと言ってもらえたが、

        私はそれ以上に建物の完成をある意味、悲しく感じてしまうぐらいの気持ちに

        させてもらったこの建築主に感謝してもしきれない。

        いまだに日々、思い悩みながら設計というものに対峙しているが、

        設計というのはとても楽しいことだと改めて感じさせてくれたのは

        この建築主であるし、また全く私のことを知らない、

        縁もゆかりもない初めての建築主である。

        建物の完成は見えてきたが、建物が完成して暮らし始めるその時まで

        私のすべきことを真摯に一つずつ実行していきたいと思う。

         

         

        イノベーション

        2019.06.20 Thursday

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          JUGEMテーマ:人生論

          最近、経済・政治関係の本を読んでいたり、

          たまたま見たニュースで気になるキーワードがあった。

          「イノベーション」

          イノベーションとは、「あるパフォーマンスの次元そのものが変化すること」と

          ピーター・ドラッカーが定義している。

          具体的に言うと、エジソンの白熱電球やスティーブ・ジョブズのiPhone等がそうである。

          今までにあったものに全く新しい技術や考え方を取り入れて新しい価値を生み出すことである。

           

          設計事務所の仕事は基本的に受け身である。

          こちらから設計を売り込んで仕事になることはなく、

          結局、建築主からの依頼がない限り、仕事はない。

          以前からこの状況をどうにかできないかと考えていた。

          建物は土地に建つのだから不動産屋と組んで新たな仕事の方法が取れないか、とか、

          近年増え続けている空き家を設計の力で有効活用出来ないか等と考えているが、

          どれも似たような仕事はすでにあるし、

          新たな価値観を生み出せるように思えなかった。

           

          そして、その「イノベーション」という言葉が引っかかり、

          設計にもイノベーションが必要だと感じ、

          本屋へ行き、イノベーション関連の本を片っ端から読み流していった。

          ただ、かなり専門的に書いている本が多く、

          イノベーションを理解するのに適した本がないなと思ったので、

          観点を変えてイノベーションを実際に行った人物伝の本を買った。

          「世界を動かすイノベーターの条件」(メリッサ・A・シリング)

          誰もが知っている、エジソンやアインシュタイン、

          最近の人ではスティーブ・ジョブズやイーロン・マスク等の生い立ちから

          その成功までに至る歴史を紹介する本だった。

           

          読んで思ったことは、設計に関して本当の意味でのイノベーションが起きると

          設計という仕事が無くなってしまうと思った。

          設計におけるイノベーションとはおそらく最近のAI等で

          土地の条件や建築主の要望を入力すると自動的に建物完成まで

          時間とコストを省けることがそうなのだと思った。

           

          また、そのイノベーションを起こした人々の共通点として、

          そもそもイノベーションを起こそうと考えていた訳ではなく、

          世の中のために自分の興味があることに時間と労力を惜しみなく

          つぎ込める人なのだと分かった。

          地位や名誉やお金は二の次で自分の興味のまま、

          理由もなく突き進むことができる意思を持った人達である。

          そう考えると、かなりの程度差はあるが、

          私も地位や名誉やお金のために設計をしている訳でもないし、

          事務所を始めてからほぼ休みなしで毎日設計に関わることをしているが、

          それは建築主に喜んでもらえる設計がしたい、

          私自身も納得できる設計をしたいと考えているから

          時間と労力を惜しみなくつぎ込んでいる。

          私のやっていることは特定の建築主のために

          特定の建物の設計を行っているから

          世の中が変わるほどのイノベーションにはそもそもならないが、

          やっていることは同じだと思った。

          今やっていることや考えていること自体が

          私にとってのイノベーションの可能性があることなのだと気づいた。

          いろいろ考えて調べた挙句、結局スタートに戻ってきたような気分だが、

          自分の立っている場所がよりはっきりしたことは良かったのかもしれない。

          そうであれば、これからも悩み、考え続けていくことが重要なのだろう。

          実家完成

          2019.06.13 Thursday

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            先の熊本地震で全壊した実家を再建していたが、

            今日ようやく完了検査を受けることになった。

            特にこれといった指摘事項もなく、

            無事完了検査が終わった。

             

            外観全景。

            屋根は鋼板屋根、外壁は熊本産焼杉、サッシもほとんど既成サッシで

            コスト重視でシンプルに仕上げた。

             

            床は熊本県産の杉、壁は珪藻土、天井はシナ合板。

            コスト重視ながらも最低限の素材感重視の建材関係でシンプルにまとめた。

             

            軒天の杉と庭の緑の組み合わせが目にも鮮やかだった。

             

            建築主である両親からの要望は地震に強いことのみ。

            地震前には私も小さい頃から慣れ親しんだ、

            2階で蚕を飼うことができる広い小屋裏があるような、

            昔ながらの田の字プランの農家の祖父の代からの実家だった。

            田の字プランと地震に強いことを手掛かりに

            2間×2間の正方形グリッドで構成した矩形の構造体を

            シンプルにまとめた建物計画とした。

             

            私も熊本が実家と言いつつも

            幼少期の夏休み、冬休みに帰省していたぐらいで

            特に知り合いがいる訳でもない。

            工務店も近郊の工務店をネットやその他情報から探し、

            相見積もりをとって絞り込んだ。

            最終依頼した工務店は金額は他の会社よりも多少高かったが、

            見積内容やそれまでのやり取りが信頼できる感じだったので、

            その工務店にお願いしたが、仕上りや誠実な姿勢はもちろん、

            親の不手際で迷惑を掛けたが、一緒に相談に乗ってもらったりで

            結果的に施工を依頼して本当に良かったという工務店さんだった。

            次に熊本での案件があればまたお願いしたいと思った。

             

            両親も長い仮設生活で苦しかったと思うが、

            この終の棲家で安心して暮らしてもらえたらと思う。

            大学を3つも行かせてもらった恩返しにはまだ遠いかもしれないが、

            多少の親孝行になれば息子としてはうれしい。