建築設計のプロポーザル

2016.11.06 Sunday

0

    JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

    現在、自分の事務所のホームページを作成中である。

    ホームページを作成するにあたって、

    参考にいろんな人の建築設計事務所のホームページを見た。

    見ているうちに設計事務所は住宅に特化した事務所と

    プロポーザル等で公共建築をメインにしている事務所との

    大きく二つに分かれていることに気付いた。

     

    ちなみにプロポーザルと混同して使う言葉でコンペという単語もある。

    簡単に言うと「コンペ」は設計条件が決まっていて、

    その提出する設計案の優劣で決定する方式である。

    それに対して、「プロポーザル」も案を出すのだが、

    その案を出す組織の構成、実績や提案方法等、設計者を決定する方式である。

     

    プロポーザルについていろいろと調べると

    建築設計だけに限ってもいろんな募集がある。

    しかし、募集要項をよく見ていくと、

    「市役所設計プロポーザル募集、過去10年以内に市役所の設計業務を

     自身の事務所で行った経験のある方に限る」とか、

    「美術館設計プロポーザル募集、過去に10000岼幣紊寮澤弑般海

    自身の事務所で行った経験のある方に限る」など、

    今年から設計事務所を始めた人間からすると、門前払いの条件ばかりであった。

    確かに逆の立場で考えれば、設計事務所を始めたばかりの所に依頼を

    する勇気はないだろうなとも思う。

     

    そんな時、公共施設の内装のプロポーザルが募集されており、

    かつ、条件がデザイン関係の実務があることのみの募集を発見した。

    こんなチャンスはないと思い、約1か月程度かけてパースや模型を作成した。

     

    1/50のラフ模型。1/100の模型は仕事でも何回か作成したが、

    1/50の模型は大学の演習以来、久しぶりに作ったので、

    かなりの時間がかかった。

     

    提出期限までに成果品をなんとか提出し、

    結果をそわそわしながら待っていると事務局から郵便が来た。

    息を飲みなが封筒を開けると・・・

    「残念ながら・・・」

    ひょっとしたらとも考えていたが、やはりひょっとはしなかった。

    それでも、案を考え、模型を作り、さらに案を練り直し、といった

    大学の時の設計をひたむきに勉強している頃の気分が蘇ったので、

    もちろん残念な気持ちはあったが、なんとなくすがすがしい気分だった。

    私にとって設計は「可能性を感じる何か」という存在なので、

    何かしらの可能性を感じることはできる限り、首をつっこんでいきたいと思う。

    日本橋の家

    2016.11.05 Saturday

    0

      JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

      建築的なイベントはほとんどが東京で

      関西等で行うイベントはかなり限られている。

      しかし、今月に大阪の安藤忠雄氏設計の日本橋の家で

      「建築家の住宅模型展」を行うと知り、

      そういう建築的なことに接することがご無沙汰だったので、

      今日は打合せで大阪方面に行くこともあり、

      早めに出発して日本橋に向かった。

       

      真ん中のRC造の建物が日本橋の家。

      10時から開場とのことだったので、

      ちょうどその時間に現地に着くようにした。

      しかし、通りに20人程度の行列ができており、

      まさかその開場待ちではないだろうと思いながら、

      近付いていくとそのまさかだった。

       

      しばらく様子を見ていたが、15分置きに2人程度が建物に

      入って出てきての間隔だった。

      見る見るうちに行列は40人程度になっていたので、

      どう考えても午後からの打合せに間に合いそうになかったので、

      なくなくその場を離れた。

      ただ、わざわざ足を運んで見ることができなかった残念さよりも

      建築のそれほど大々的ではないイベントにあれだけの

      人々が集まっていたことの驚きの方が大きかった。

      なんとなくうれしい気分だった。

      省エネ講習

      2016.10.29 Saturday

      0

        JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

        今日は公の主催の住宅省エネの講習会に行ってきた。

        以前なら講習会等は見向きもしなかったが、

        会社にいれば知らず知らず、いろいろな情報が入ってくるが、

        自分だけで仕事をやっていると積極的に情報を取りにいかないと

        なかなか入ってこないので、半日の講習だったが参加してきた。

         

        参加費は安かったが、もらった資料の多さに驚いた。

        住宅に関しては省エネの規定が定期的に変更されてきたが、

        今回は2020年の住宅の省エネ性能の義務化に向けての内容だった。

         

        外皮平均熱貫流率、平均日射熱取得率・・・、単語や計算方法だけを

        聞いていると、ちんぷんかんぷんだが、

        以前にも内容は多少かじっており、

        すべき計算は特別複雑な内容ではないので、ある程度理解できた。

         

        ただ、省エネに関してはお客様も重要な内容であることは

        理解されていることが多いが、内容自体が専門用語や計算式が

        やたら出てくるので、かなりとっつきにくい存在だと思う。

        それぞれの設計者等が説明するのはもちろんのこと、

        世の中に知らしめるためにもっと大々的にできないかとも思う。

        年金以上に次の世代の人達に大きな影響を与える内容だから。

        梅田周辺建築巡り

        2016.10.28 Friday

        0

          昨日、大阪に行ったついでに梅田周辺の「建築」を見に行った。

          建築士はスポーツ選手がオフの時でもトレーニングしたくなるように

          時間があれば「建築」を見に行きたくなる衝動に駆られる。

          街中で人を対象ではなく、建物を対象に写真を撮っている人を

          見かけたら、それは建築士かもしれません。

           

          乾久美子氏デザインのルイヴィトンのファサード。

          ガラスとステンレスとパターンの3層で構成されている。

          周辺は有名ブランドの路面店が多くあるが、

          これはそこまで強い主張があるわけではないが、

          他のブランドのファサードと比べても、明らかに洗練された雰囲気が漂っていた。

           

          クリストフ・インゲンホーフェン氏デザインのブリーゼタワー。

          ボリュームの取り方、パネルの大きさの扱い等、

          周辺のタワーよりもそれぞれの考え方が繊細な感じがした。

          ただ、周囲を建物で囲まれており、以前よりも暗い印象になっていた。

           

          ドミニク・ペロー氏設計の大阪富国生命ビル。

           

          この10年ぐらいで梅田周辺も多くのビルが

          建替え、増築等を行い、風景を一変させた。

          しかし、久しぶりに建築的に見渡したが、

          はっきり言っておもしろくない街並みだった。

          おそらく、ほとんどのタワービルは日本の大手組織設計事務所が設計したと思われるが、

          どの建物も個性が埋没しているように思われ、どの建物も同じように見えた。

          だが、この大阪富国生命ビルやその他の見に行った建物、ファサードは

          心躍るような感覚があり、何がここまでの差を生み出すのかが改めて分からなくなった。

          考え方なのか、才能なのか、熱意なのか、環境なのか、・・・。

          はっきりした答えは見つからないが、自分なりの答えが導き出せた時に何かが見えてくるだろう。

           

           

          ショールーム巡り

          2016.10.27 Thursday

          0

            JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

            神戸にもいろいろとメーカーのショールームがあるが、

            東京・大阪の大都市にしかないショールームもある。

            今日は現在進行中の物件で取り扱う建材の

            ショールームを見に大阪まで足を運んだ。

             

            最初に足を運んだのはウッドテックのショールーム。

            壁の一部に木パネルを使うので、その実物を念のため確認するために行った。

            以前にも使ったことがあるが、念には念を、ということで。

             

            壁面一面に並べられた尺角のフローリングパネル。

            今回はフローリングは他社の物を使用するので、

            見る必要もなかったが、新製品等がないかを確認。

             

            次は名古屋モザイク。

            この会社の製品を現在進行中の物件でいろいろと使っているので、

            今日はこのショールームがメインだった。

            仕様はサンプル等を取り寄せて検討し、すでに決定済だが、

            一つずつ自分の目で確認したい思いもあり、今日は足を運んだ。

            このショールームは先週ようやく移転後リニューアルオープンしたこともあり、

            前から来たいと考えていた。

             

            各タイルが壁一面に並んでいる。

            やはり取り寄せたサンプルよりも大きいので、

            より完成時に近いのでいろいろとイメージができた。

            すでに決定している仕様も一つずつ確認していったが、

            間違いはないことを確認できた。

             

            最後は金物メーカーのWEST。

            金物まで指定されるお客様はいないが、

            こちらで選んで図面に記載しているので、

            自信を持って勧められるように念のため、現物を確認した。

             

            どんな設計事務所も同じだと思うが、いろんな仕様を決定する時に

            ひたすら各メーカーのカタログに目を通す。

            極端な言い方をすると、今の設計は既製品を多用するので、

            カタログに詳しければ、ある程度設計が出来てしまう。

            ただ、それが設計と呼べるのか、とも思うし、

            そんな設計は寂しい気がする。

            また、忙しければサンプルの取り寄せをして確認することもなく、

            そのまま建物が出来上がってしまう。

            私としてはそれぞれの製品をカタログの見た目だけではなく、

            実物の手触りや雰囲気も大切に設計したいと思う。

            さらにはカタログを見て選んで完了する設計からは

            なんとか脱却したいと考えている。

            そんなことが可能かは分からないが、そう思う。