建築と法律

2020.07.09 Thursday

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    JUGEMテーマ:法律

    仕事が少し落ち着いたので来月の予備試験に向けて勉強を再開している。

    来月の予備試験は短答だから本来は短答の勉強をすべきだが、

    この何年も短答の勉強をメインに勉強してきたが、

    一向に身に付いていない感覚なので、論文の勉強をメインに進めている。

    短答に受からないと論文の試験すら受けることができないが、

    それでも論文の勉強が重要だと確信するに至っている。

     

    また、答案構成をして解答例を確認するような勉強の仕方をしていたが、

    それも結局、身に付いていない感じがあるので、

    時間はかかるがしっかり手を動かして解答するようにした。

    1科目に解答するだけでも2時間は最低かかる。

    これも効率性の観点からは悩む部分もあるが、

    しっかり手を動かし、頭を動かし、解答する勉強方法を取っている。

     

    そんな勉強方法を取っていて、ふと思った。

    設計の仕事と同じだ。

    設計の仕事も敷地があり、要望があり、

    それらを過去の経験や設計の作法とも言うべきやり方で煮詰めていく。

    ただ、検討に時間をかけ過ぎると図面を書く時間がなくなってくる。

    かと言って、検討をおろそかにすると作図段階で手戻りが多くなり、

    納得いかないままで図面を完成させざるを得なくなる。

    設計に関して、すべきことは設計の知識を身に付け、

    実際の案件を実際に見て、あとはひたすら手を動かすことである。

    ひたすら見ていて設計の力がつく人は稀だろう。

    どんな人でもひたすら手を動かして、自分らしい設計が身に付いていくものだと思う。

     

    司法試験の範囲は広い。

    まともに基本書を読んで、過去問を解いて、それを一つずつやっていっても

    憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、その他科目を1周するだけでも

    1年で終わらずに次の試験日を迎えてしまう。

    だから、今まで効率性を如何に上げて、早く回すかを考えていた。

    この半年ぐらいに改めて思ったが、

    この試験に受けるには基本書や過去問を読んでいるだけではだめで

    ひたすら手を動かして、頭を使いつつ、自分自身に染み込ませていく必要がある。

    そのためには丁寧に一つずつをこなし、早くそれを実行していく必要がある。

    さらっと効率よく回していくだけでもだめだし、

    一つに時間をかけ過ぎてもよくない。

    両方が必要なのだ。

    建築であろうと法律であろうとそれ以外の内容であっても結局すべきことは同じなのかもしれない。

    丁寧さと効率性を両立させるその分野に合ったやり方で継続していく以外に道はないのだろう。

     

    論文の勉強をメインに据えて、今まで気付かなかったことに気付くようになった気がする。

    この感覚に至るまでに何年かかったことか。

    それでも自分なりの型を見出せたなら、

    結果はすぐに出なくても、愚直にその方法を実行していくことが一番の近道かもしれない。

    それが正解かは分からないし、正解が何かも分からないが、

    自分なりに気付くことはとても価値のあることだと思う。

    また違う何かに気付いて、違うやり方をし出すのかもしれないが、

    それでも最低限、今の自分が正解と思えるやり方でやっていくことは重要なように思う。

    ふーっ

    2020.07.06 Monday

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      この1週間は毎日が打合せ、もしくは締め切りのような日々だった。

      2棟の500屬離咼献拭璽札鵐拭爾離廛蹈櫃猟鷭个

      80坪のRC造の住宅、500屬3階建て賃貸アパート等。

      どれも規模が大きく、検討やプレゼン作図に時間がかかった。

      この半月ほどは必死に頭を動かし手を動かしていたせいか記憶がない。

      ただ、限られた時間の中で私なりに納得が行き、

      これが完成すればきっとうれしくなるだろうという建物を計画し、提案した。

      今回は作図やプレゼン打合せにもRevitとtwinmotionという新しいソフトを使用したが、

      いつもは締め切り前は必ず徹夜をしていたと言っても過言ではないが、

      今回は数日前には作図が終わり、見直す時間を持てるぐらいに余裕があり、

      また、打合せ時には実際に建物内を歩いているような感じのプレゼンも出来た。

      プレゼンの準備をしながらこちらも楽しみながらすることができた。

      たくさんプレゼンを行ったが、全てで設計を依頼されることはないだろうし、

      一つも設計を依頼されない可能性もあるが、それはそれだ。

      ただ、どの建物も計画検討からプレゼンに至るまで楽しくできたので、

      来週以降にそれぞれ連絡が来ると思うが、良い結果を待ちたいと思う。

      そして、何より設計の内容やプレゼン方法等に関して

      今までの自分自身より成長したことを実感できたことが一番うれしかった。

      だが、何しろこの数か月間の時間の流れから

      この半月は急激に変化したのでかなり疲れた。

      昨日で一連の流れが終わったので、ふーっと力が抜けたような感じだった。

       

      ただ、気付けば今年も後半に入った。

      延期された予備試験も来月には行われる。

      コロナで自粛されていた期間に進めていた建築の勉強も止まったままだ。

      休憩することも大切だが、今の自分を考えれば立ち止まっている暇はない。

      明日からまた一つ一つすべきことをしっかり実行していきたいと思う。

      revitlt&twinmotion

      2020.06.27 Saturday

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        去年の秋に今まで使っていたCADに限界を感じ、

        BIMである、revitltを購入した。

        revitの廉価版ではあるが、構造や設備の設計者と連携をしない限りは

        特に機能に支障はない。

        ただ、案の定、日々の仕事等でなかなか習得する時間がなかった。

        また、去年の年末に情報を得て、twinmotionというレンダリングCGソフトが

        会社の買収に伴い、しばらく無料でダウンロードできるということで

        使うかどうかも分からなかったが、念のため、ダウンロードしておいた。

        こちらも同様に習得する時間の確保ができていなかった。

        しかし、コロナウイルスのため、良くも悪くも時間ができたので、

        その時間を使って、一から使い方を習得していった。

         

        3月に打合せ中だった仕事が吹き飛んで以降は

        プレゼンの依頼すらないような状態だったが、

        今月に提出したいと思えるプロポーザルがあったので、

        このコロナウイルスの期間中に習得の努力はしたものの、

        まだ使いこなせているとは言えないレベルではあるが、

        revitltとtwinmotionをその図面作成に使ってみることにした。

         

        revitltで作図した図面を3Dで立ち上げた画像。

        BIMであるrevitltは基本的にCADと同じように作図していくが、

        途中に高さ等のその他情報も追加することで3次元的な作図が可能になる。

        今まではjwcadで作図し、その後、CGが必要な場合はshadeを使っていたが、

        改めて一から作図し直すような感じだったので、とても時間がかかっていた。

        revitltの場合は2次元の図面を修正すれば自動的に3次元の情報も修正されるので、

        二度手間三度手間を減らすことができる。

         

        twinmotionのレンダリング画像。

        revitltはtwinmotionとの連携は基本的にはできないのだが、

        いろいろと調べていくとプラグインソフトがあり、

        revitltで作成したデータをtwinmotionに持っていくことができた。

        今までshadeで作図、レンダリングを経て作成していた時間と比べると

        その数分の一の時間で仕上り、

        さらに今までよりも簡単な作業で仕上りの質が上がったことで、

        我ながら驚いたし、うれしかった。

         

        月末までにはプロポーザルの図面関係を仕上げる必要があったので、

        先週頭ぐらいから図面作成作業に取り掛かっていた。

        ただ、不思議なことに3日連続ぐらいで

        以前からやり取りしていた方や知り合いから紹介されたりで

        3件のプレゼンを月末までに仕上げることになった。

        プロポーザルを含め、4件のプレゼンを急遽、今月末までに仕上げる必要が出てきたので、

        今まで暇だった分、急な忙しさで勘が戻るか自分自身に心配していた。

        しかし、この2週間ぐらいは毎日、朝から作業を始めて、

        寝るのも3時頃の日々で記憶もあやふやなぐらいの忙しさだったが、

        楽しい気分でrevitltとtwinmotionを駆使して、おおよそ4件のプレゼンに目処が付いてきた。

        また、いろんな建築の本を読み返し、処分したりすることで今までとは設計への姿勢が

        微妙に違う段階へと変化してきたように思う。

        なんとなくコロナウイルスに多少感謝したい気分になった。

        時間が経ってみないと分からないが、

        このコロナウイルスで休んでいた期間に設計への考え方を再構築したり、

        必要なソフトを習得したことは私にとってターニングポイントになるかもしれない。

        疾風に勁草を知る

        2020.06.12 Friday

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          JUGEMテーマ:人生論

          生活や仕事の拠点が神戸三宮なので、

          三宮センター街をよく通る。

          そして、センター街のアーケード下によく垂れ幕が下がっている。

          美術館の展覧会の案内であったり、

          東日本大震災で被災された方を応援しよう、等。

          その時々でいろいろと掲げられている。

          いつもはふーん、ぐらいに見過ごしていたが、

          最近、通る度に何故か目が行く垂れ幕があった。

           

          「私達は負けない」はコロナだからかと思ったが、

          それ以上に左下に書いている漢文とさらに細かい字でかかれている内容が

          通る度になんとなく心に響いた。

          「疾風知勁草」

          意味は困難や試練に直面した時にはじめてその人の意思の強さや

          節操の堅固さ、人間としての値打ちが分かること、らしい。

           

          まだコロナウイルスの影響はこれからいろいろな所で出てくるかもしれないが、

          私自身は3月時点でかなり影響があったので慌てふためいた。

          ただ、決して余裕がある訳ではないが、

          4月からは今すべきことを淡々と実行し、今に至る。

           

          以前からもそうだが、日々の生活で基本的に用事がある時を除いて、

          休日は設定していない。

          平日と週末の違いはなく、「1日1日」があるだけだ。

          午前中、午後、夜と区切って、設計の仕事か建築の勉強、

          もしくは法律の勉強をしている。

          やってもやっても終わらない。

          振り返れば、この生活は大学受験の頃から何も変わっていない。

          行きたい大学に合格するため、建築を大学で学ぶため、

          一級建築士になりたいため、独立して設計事務所を開業するため、

          弁護士になりたいため、建築と法律のプロになりたいため、

          常に何かしらの目標や希望があってそれに向けてがんばってきた。

          ただ、がんばってはいるが、がんばっているつもりで満足していないかと

          度々、自問自答する。

          がんばっているつもりが一番怖い。

          本人は満足していても自己満足に終わり、結局、結果が出せないからだ。

           

          ただ、「疾風知勁草」という文章と意味を知り、

          今までの自分自身やコロナウイルス以降の自分自身を考えた時に

          自分で自分の意思の強さや節操の堅固さに気付かされたような気がした。

          変な感覚だが、自分で自分自身の存在がうれしくなるような感じだった。

           

          人生の節目節目で出会うべき人や本や文章がある。

          必死にやっていればやっているほど、ふとした時にそういったものに出くわす。

          今回出会った文章に、その調子でがんばれよ、と言われているような気がした。

          今、直近で私の中で目標であり、目指しているのは、建築と法律のプロ、である。

          今までの目標と違って、明確な結果としては現れてこない目標である。

          この目標は仮に司法試験に合格したり、設計の何かしらの賞を頂いたからといって

          達成できる目標ではない。

          なんとなく思っているし、たぶんその通りになると思っているが、

          死ぬまで追い求めて、死の直前にそれに成れたと言えるかどうかという果てしなく遠い目標である。

          それでも単調な日々にも関わらず、1日1日をそれに費やすのに飽きることもなく続けている。

          人生を通して、きっと私にとって大切なことだからだと思う。

          1日1日を大切に必死に生きていきたいと思う。

          やっぱり設計が好き

          2020.06.09 Tuesday

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            縁があって集合住宅のプレゼンをすることになった。

            ただ、建築主とはまだメールのやり取りのみで

            今週、初めてお会いする。

            お会いして詳しい話を聞いてからプラン検討に取り掛かる予定だが、

            なんとなくいてもたってもいられなくて先に敷地を見に行くことにした。

             

            敷地の周囲は閑静な住宅街で、緑も点在しており、

            気候も良かったせいか、とても気持ちの良い場所だった。

            街並みに馴染ませつつも、設計の力でなんとかより良い建物を提案したいと思う。

            建築主とはまだメールのやり取りのみだが、

            文面から建築に対しての理解力や意思があるような感じがしたので、

            なおさら気合が入る。

             

            今年はコロナウイルス等で打合せしていた案件や

            着工の準備を始めていた案件も吹き飛んでしまい、

            それに引き続き、家に閉じこもる生活で

            設計らしい設計を長い間していない気がする。

            実際は数か月なのだが、数年経ったような気分だ。

            その反動なのか、まだ建築主に会ってもいない段階で

            いてもたってもいられず敷地を見に来て、

            どんなプラン提案をするかあれこれ想像しているだけで

            帰りの電車の中で自分の頬が緩んでいる感じがした。

            自分のことながらやっぱり設計が好きだなと思った。

             

            プロポーザルもこういったプレゼン提案も

            必ずしもこちらの熱意と労力を掛けた分だけのものが

            返ってくるとは限らないが、

            それでもなんとなくこの案件には精一杯取り組みたい、

            もしくは建築主に可能性を感じると思えれば、

            設計者としてすべきことを一つ一つ実行していって、

            私も建築主もうれしくなるような提案をしたいと思う。