エアコンの不具合

2017.02.23 Thursday

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    先月に引き渡しているお客様から寝室のエアコンについて

    何回か連絡があり、電気店に新品のエアコンを取り付けたが、

    後日止まってしまい、再度新品に交換しても同じように止まってしまったとのこと。

    さらにメーカーのメンテナンスを呼ぶと建築工事中に施工した

    先行配管が原因でうまく作動しないのではないかとの指摘を受けたとのこと。

    この寒い時期に何度も原因不明でエアコンが作動しないため、

    今日は建築主、建築主の親、電気業者、工務店、

    エアコン販売店、エアコン設置業者、エアコンメーカー、設計者、

    という関係者が一堂に集まり、原因を探っていった。

     

    2回目に設置したエアコン本体と室外機を取り外している所。

    関係者が全員集まった所でそれぞれの話を聞いていくと、

    やはり先行配管の内部に水分があったことでエアコンが通常の作動を

    しないことが分かってきた。

    また、エアコンメーカーのメンテナンスの方が言うには

    配管内に水が1、2滴あるだけで動かなくなるとのこと。

    それは今回初めて知ったことだった。

     

    実際の配管部分。直径は6mm程度。

    配管の内部をフロンガスが熱を運ぶことで

    エアコンから冷気・暖気が出てくるが、

    特に冬場は暖気を出すので、室外機側は最大−20度にもなるらしい。

    そして、内部の水滴が凍るとその配管を塞いでしまい、

    エアコンが止まってしまうとのこと。

     

    配管内部の水分を窒素ガスで排出している所。

    エアコン設置時にも同じようなことをするが、

    その時はまた別の種類のガスで行い、

    今回のような場合は窒素ガスでないと効果がないらしい。

    また、配管も2種類あり、気体と液体の2本があり、

    今回は液体、つまり油と水滴が混ざった側の配管を重点的に

    窒素ガスを吹き入れた。

    上記内容も恥ずかしながら初めて知ることばかりだった。

     

    先行配管の再度のブローを行い、3回目の新品のエアコンを取り付けた様子。

    リモコンをオンにすると、普通に暖かな空気が出てきた。

    今まではこんな風には出ていなかったし、メーカーの方の目からしても

    問題ないとのことで、ようやく解決した瞬間だった。

    結局、約4時間かけて解決したが、エアコン1台を取り付けるのに

    こんなにうれしい気持ちになったことはない。

     

    この家に関わった工務店、電気業者、設計者、エアコン取付者は

    皆10年以上の経験があるが、誰も何故エアコンが動かないかが分からなかった。

    ただ、エアコンメーカーの方のみこの原因を特定できた。

    さらに詳しく聞くと、このような事例は過去20年間で4,5件の報告しかなかったとのこと。

    要はかなり稀なケースであった。

    私としては職人がいい加減な仕事をした結果としての不具合を心配していたが、

    話を聞く限り、皆きっちり仕事をしていたが、不幸なことに不具合が生じてしまった

    ということらしい。

    建築主からすればどちらにしろ迷惑な話だが、私としてはその話を聞いて

    なんとなくほっとした。

    エアコンについてある程度理解しているつもりであったが、

    今回の件は非常に勉強になった。

    これからもエアコンを始め、まだまだいろいろなことを勉強していく必要がありそうだ。

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    2020.05.20 Wednesday

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