プロポーザルの要件

2020.06.08 Monday

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    常に提出できるプロポーザルを探している。

    ただ、相変わらず、5000岼幣紊隆姥庁の設計実績があることや

    過去10年間に美術館の設計実績があること、等、

    小規模の設計事務所からすると門前払いの

    参加すらできないプロポーザルばかりである。

    確かに小規模な設計事務所が大規模な建物の設計ができるかというと

    マンパワー的にも技術的にも厳しい面はある。

    ただ、今までの経験からすると、2000崢度の建物であれば

    少人数でも設計は可能な感覚がある。

     

    そんな中で最近、「一級建築士事務所として3年以上の実績があること」という

    条件の募集のプロポーザルがあった。

    早速、敷地の情報や必要な所要室、その他類似の施設について調べ始めた。

    提案書提出の前に参加表明書を提出する必要があるので、

    その書類をじっくり読んでいくと、

    ランドスケープアーキテクトや建築積算士等の

    日頃はあまり接点のない業種とのチームとしての登録が必要なことが分かった。

    すでに接点のある方には事情を伝えて、

    資格の登録証等を準備してもらえたが、

    接点のない業種は一から探さざるを得なかった。

     

    ネット上で同県、もしくは近県の方を調べていき、

    この方にお願いしたいと思える事務所に

    今回の経緯やその条件をメールで伝えて10社程度に連絡を取った。

    プロポーザルは1位になる以外は悪く言えば無駄骨にしかならないので、

    現時点ではお金にもならないプロポーザルの申し込みに対して

    手を動かす必要はなく、申込書類の記入のみをお願いしたい旨を念押しで伝えていた。

    返信してくれた会社の中で1社のみ協力してもらうことになったが、

    他の2,3社は断りのメール内容でそれ以外の会社は返信のメールすらもらえなかった。

    また、断りの連絡をしてくれた会社も現時点ではあくまで書類に数行の記載と

    資格証のみ出してもらうだけなのだが、

    返信内容が今は忙しくて手伝うことができないとの内容だった。

    体のいい断り文句なのかもしれないが、

    実質10分程度の作業に対して、忙しいというのは意味が分からず、

    そもそも相手にこちらの意図が伝わっているのかいないのかも分からなくなって

    改めて日本語って難しいと思ってしまった。

     

    参加表明書の提出期限が来週で、

    時間もなくなってきたので、片っ端から電話での依頼に切り替えた。

    5,6社に断られたが、ようやく快く協力してもらう会社が見つかった。

    図面作成をお願いしている訳ではなく、一緒に参加するための氏名住所の記載のみで

    万が一、1位受賞した場合には労せず仕事を得られるのに

    ここまで断られるとは思っていなかったので、

    やはり世間は厳しいなと感じた。

     

    今回、多くの会社に連絡を取ったが、

    断られた場合でもできる限り丁寧にやり取りをし、

    連絡を取ってくれただけでも感謝している旨を相手に伝えた。

    ただ、それは礼儀でもあるが、自分自身のためでもある。

    以前から仕事をする中でも感じていたし、

    今回のコロナウイルスにおいても同じことを思ったが、

    通常の時には感じもしないし、思いもしないが、

    ピンチの時や追い詰められた時にその人の人間性が表に現れる。

    自分が優位な時でも相手に優しくできるか、

    自分に落ち度もないのに相手が失礼な態度をとっても普通に接することができるか、等、

    そこで沈着冷静に対応、行動できる人や会社は本当に優秀だと思う。

    そんな目にも見えず、何もない時には分からないようなことだが、

    人として、会社として、とても大切なことだと思う。

    私自身、それが完璧にできているかと言えば、まだ完璧ではないが、

    不利な状況や理不尽な状況においても

    人として、そして、私の設計事務所として、

    冷静かつ真摯な姿勢は崩さず、すべき物事に一つ一つにしっかりと取り組みたいと思う。

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    2020.07.09 Thursday

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