施主検査

2019.12.16 Monday

0

    毎週通っていたリノベーションの現場の施主検査を迎えた。

     

    ヘリンボーン張りの床。

    大工さんがかなり苦労しながら張ってくれた床。

    無垢材のヘリンボーンは初めての採用だったが、

    思った以上に張るのが難しいことが分かった。

    ただ、床を見る方向によって床の色の濃さが違って見えて

    趣きある床の風合いとなった。

    建築主がご自分で塗装しているが、かなり苦労されている様子。

     

    リビング上の彫り上げ天井。

    化粧梁を多めに配し、照明も交互に設置することで変化を付けた。

    日中と暗くなってでは部屋の雰囲気が違って見えて

    意図していた以上の雰囲気を作ることができたように思う。

     

    2階廊下のスノコと後藤照明のブラケット。

    後藤照明のこのブラケットは初めて使用したが、独特の雰囲気が出ていて

    建物イメージに合っていた。

    スノコを通して、下の玄関にも光を落としていた。

     

    色を自由自在に変えることができるダウンライト。

    オーデリックの商品だが、建築主がいろいろと探して、

    見つけてきてくれた。

    緑にも青にも変えることができるので、どんな使い方をされるか興味がある。

     

    玄関土間の様子。

    式台は元々使っていたケヤキの式台を再利用している。

    良い物を使っているので、40年以上経った今でも十分な存在感である。

     

    最初に建築主から突然の連絡を頂き、この仕事は始まった。

    建築主の希望は「京都と海外が融合した別荘感のある家」とのことだったが、

    建築主ご自身もイメージを決めかねていたし、

    私自身もイメージ作りに苦労した。

    人が違えば同じ言葉や写真でも読み取る印象は異なる。

    ただ、私は人それぞれの感性らしさが発揮できて、

    全く同じにはならないイメージの方が良いと考えている。

    設計者がこんなことは言うべきではないかもしれないが、

    建築主のイメージ通りに設計しても

    せいぜい建築主の満足は80〜100%までしか行かない。

    それこそ、イメージ通りだからだ。

    それよりは建築主や設計者がイメージしていたものからずれている方が

    120%の喜びになるのではないかと考えている。

    あまりずれているのは困りものだが、

    その良い意味でのずれ具合はより大きな喜びになるはずだ。

    ただ、そのためには建築主も設計者も真剣に完成する建物の検討や打合せを

    行う必要がある。

    その真剣さの向こうにより良い建物の完成があるように思う。

    スポンサーサイト

    2020.07.28 Tuesday

    0
      関連する記事
      コメント
      コメントする