敷地確認のついでに

2019.11.04 Monday

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    プレゼンの機会を頂いたので、敷地確認へ行った。

    敷地確認はよっぽど遠くない限りは実際に足を運ぶようにしている。

    敷地の雰囲気はGoogleで十分確認できるが、

    その土地の周辺の空気感や匂い、風や光の感じる印象は

    やはりその土地に足を運ばないと分からない。

    また、その土地に向かう途中に計画を練るに当たって

    いろんな手がかりがあることが多い。

    やや遠い場所であったが、電車で向かった。

     

    計画敷地周辺。

    古家を解体しての新築工事となる。

    特命の依頼ではないから依頼されるかは不透明だ。

    そして、建築主がどんな性格でどんな好みかまではまだ読み切れていない。

    ただ、今までの経験からは最低限、私自身が良いと思えるプランでないと

    良い結果にならないことが多いので、

    精一杯考えて私自身が良いと思えるプランを検討してみようと思う。

    また、今回からautocad、Revitという新しいソフトを使い始めてみようと思う。

    余計に時間がかかるが、面倒くさがってはいつまでも次へ進めない。

    次へ踏み出すために、自分らしい設計ができるように、

    時間はかかっても挑戦してみようと思う。

     

    敷地からの帰りの電車で久しぶりに京都を通るので、

    せっかくなので急遽、京都国立博物館の平成知新館に行くことにした。

    設計者はここ最近、私の中でいろいろと考える材料をくれた谷口吉生氏である。

     

    敷地入り口から見た京都国立博物館の平成知新館。

    以前に完成間もない時期に一度見学に来ているが、

    約4年ぶりぐらいだろうか。

    その時もいつも通り、美術品は一切見ずに館内を行ったり来たりした。

    ただ、ここ最近、足の調子が悪く、油断したせいで

    京都駅からここまで歩いて20分ぐらいだが、

    足の裏にできていた治りかけの豆の上にさらに豆ができてしまった。

    さらに敷地内に入るだけでも1600円の入場料を取られることを思い出し、

    気分的にどっと疲れて敷地外のミュージアムショップ横のベンチに座り込んでしまった。

     

    ミュージアムショップのFIXガラスの足元廻り。

    ベンチに座りこんで休んでいた。

    ふと目を遣るといろんな納まりが気になった。

    ステンレスの衝突防止のバーは横桟と支柱の太さが同じだが、

    何故ここまできれいな接続部分なのだろうか、

    通常なら隅に支柱を設置するが、下の吹き出し口がきれいに納まるように

    敢えて設置していないのだろうか、

    ガラスの飲み込み代の寸法はいくつなのだろうか、

    水が廻りこんでガラスのパッキンを痛めないだろうか、等。

     

    ミュージアムショップの軒天。

    材質はアルミプレートの電解処理だろうか、

    通常は目地は出隅でとるが、敢えてとらない理由は何なんだろうか、

    目地を取らないので、不整形の軒天になるが、コストは余計にかかるし、

    施工は苦労したのではないか、等。

     

    折角ここまで来て建物近くまで行かないことがもったいないようにも思ったが、

    ミュージアムショップだけでもこれだけいろいろと考えさせられることで

    ある意味、お腹がいっぱいになった気分になったので、そのまま帰ることにした。

    豆があまりにも痛いので、帰りはバスに乗ろうとしたが、

    3連休でバス停も行列が出来ており、バスが到着してもその行列の1/3程度の人しか乗れず、

    あきらめて京都駅まで歩いていった。

    案の定、豆の範囲が余計に広がって顔が歪む程の痛さになってしまった。

     

    帰りの電車でいろいろと考えていた。

    敷地確認に行った場所にふさわしいプランを作成したい、

    目標とする建築家がいる、

    彼に近づくためにすべきことがたくさんある、

    新しいソフトも早く使いこなせるようにしたい、

    来年の予備試験まであと半年程度だが

    もっと勉強のピッチを上げていかないといけない、

    早く豆を治したい、

    一日24時間ではなく48時間にならないだろうか、等。

    家路に就く時に答えは出た、というか、

    前から答えは分かっている。

    優先順位を付けて、手を抜かず地道に一つずつやっていくしかない。

    やってはいるが、ちゃんとその通り、進んでいるか不安になる時もある。

    でも、今までいろいろと考えた結果、

    それが一番の方法だと思うから頑張るしかない。

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    2019.11.14 Thursday

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