何回でも現場へ

2019.10.31 Thursday

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    気付けば最近はリノベーションの現場に毎週、

    足を運んでいる。

    現場にはできる限り足を運ぶ方だが、

    過去、毎週行くのはあまり記憶がない。

     

    石膏ボードを机に急ごしらえの打合せスペース。

    現場に着いて早々に電気屋さんとの打合せが始まった。

    図面にはこう書いているが、こうした方が良いのではないか、

    別の工事と干渉する恐れがあるから、ここはこうしても良いだろうか、等。

    図面の計画内容と実際の施工する場合を比較して

    より良い完成形になるようにいろいろと提案してくれた。

    当たり前のことのようだが、結構当たり前ではない。

    私の経験上、電気屋さんは特に良くも悪くも図面通りに施工して

    あまり質疑を挙げてくれないことが多い。

    設計者側で全て完璧にすれば良いのかもしれないが、

    使い勝手を考えるとそのコンセントの高さをちょっと上げておいた方が

    誰もが良いと思う所も「図面に書いてある通りに施工しました。」と

    言われることが多い。

    一言相談してくれれば良かったのに、と思う。

    今回は電気屋さんといろいろと意見交換が出来て良かったと思う。

     

    天井面の断熱材の施工状況。

    今回の計画では断熱材は天井と1階床下を施工し、

    壁には断熱材を入れていない。

    既存の壁が土壁のため、撤去するとコスト面の負担が大きいためである。

    また、既存の土壁のままでも断熱性能、さらには耐震性能がある程度期待できるため、

    土壁をそのままにすることになっている。

     

    1階LDKの床材である、ヘリンボーンの張り方を大工さんが検討中。

    床の合板に墨を打って、大工さんが独り言を言いながら張り方の検討をしていた。

    よく使われる複合フローリングに比べると1枚当たりの大きさがとても小さい。

    また、同じ寸法で製材はされているものの、微妙な誤差もある。

    何も考えずに張ると端の方ではきれいには納まらない。

    私や現場監督も加わって、いろいろと話をしたが、

    最後は大工さんも気持ちを決めたようで実際に張る準備を始めていた。

     

    リノベーションは事前にしっかり計画しても

    結局、計画に合わせて解体して初めて建物の状態が分かる。

    今回も土台がシロアリの被害を受けていたり、

    予想もしない梁の継ぎ方をしていたりで毎週現場へ来て、

    施工者と必死に考えながら現場を進めている。

    ある程度、落ち着いてきたものの、来る度にいろいろと質疑や検討内容がある。

    だが、現場監督を含めた各施工者が図面をしっかり見て、

    そして、さらに彼らの経験や知識に基づいて意見をいってくれることが非常に有難い。

    実際、設計図通りの施工であとは現場任せでもそれなりの完成になるだろう。

    ただ、建築主との打合せ段階、設計者の図面作図段階、施工者との現場段階、

    それぞれの場面で必死に考え、検討し、内容を詰めていくことで

    劇的な飛躍はないかもしれないが、

    きっとより良い完成形になるはずである。

    現場監督の性格にもよるのだろうが、今回はやたらと現場へ呼ばれる。

    それでも現場がスムーズに進み、完成形がより良くなるのであれば

    何回でも現場へ足を運びたいと思う。

    どんな仕事もそうだと思うが、手を抜かないと決める覚悟が

    より良い仕事の結果になるように思う。

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    2019.11.14 Thursday

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