現場での説明

2019.09.20 Friday

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    リノベーション案件で先日構造設計者と打合せした内容で検討し、

    図面を作図した。

    その内容を建築主に現場まで足を運んでもらって現場説明を行った。

     

    浴室部分の土間打ち。

    元々、土のままになっており、周辺の土台はシロアリに食い荒らされていた。

    今回、乾式のユニットバスを設置し、土間も打ったので、

    今後、シロアリに食い荒らされることもなくなるだろう。

     

    通気口部分の補修の様子。

    外部に面した開口部分は木造以外の構造も同じだが、

    開口の4隅に力が加わり易く、クラックやひび割れが生じやすい。

    その割れている所から水が侵入し、より被害を大きくする。

    今回はクラック部分は補修するまではないと判断し、

    ひび割れが生じている部分をモルタル補修することとなった。

     

    柱に4方向から梁が取り付き、一番大きな梁の下部はめり込みが生じている。

    この部分は既存の躯体のまま行く予定だが、

    梁が柱にめり込んで、見るからに厳しい様子なので、

    今後なんらかの補強を行う予定である。

     

    建築主にこの躯体が現しになっている状態で

    今後の構造補強に関して現場で概要を説明した。

    構造の内容は特に専門的な内容だから

    おそらく内容はほぼ伝わっていないに等しいのかもしれないが、

    それを踏まえた上でもこれから住む家の状態を実際に見てもらうことが重要だった。

    内容は伝わらなくとも、この構造補強が重要でそれに対して

    いろいろと検討し、対処しようとしているこちらの姿勢は伝わるはずだと思う。

    ここ最近の出来事で設計者の考えている内容は思った以上に

    建築主には理解しにくかったり、伝わりにくいことは分かったが、

    それでも伝わらないなりにこちらの気持ちや姿勢は伝えていくべきというのは変えたくないと思う。

    設計者の思う、当たり前の積み重ねが設計の本質だと思うからである。

     

    建築主との打合せの前に現場監督と軽い打合せを行った。

    現場監督が打合せをしながらメモをしていたが、

    メモを取らない現場監督の方が多数派だと思う。

    設計者もそんな当たり前のこと、原理原則を大切に設計を行っていきたいと思う。

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    2019.12.12 Thursday

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