完成までもう一息

2019.07.05 Friday

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    愛媛の現場へ向かったが、

    終盤に来て、仕様を見直したり、

    予想外の費用が掛かる内容が出てきたりで

    打合せ内容が増えたので、バスで向かっていたが、

    急遽、途中、特急に乗り換えていつもより少し早めに現場へ向かった。

     

    1階の軒天、外壁のレッドシダーと2階外壁の塗り壁。

    塗り壁の塗料が配送の手違いで数日前まで全く別の色で

    塗り始めていたらしい。

    気を抜くと何が起こるか分からない。

     

    美容室の壁下地がほぼ完了。

    床仕上げはモルタルとパーケットの計画だが、

    パーケットで選んだ仕様が人気商品で納期が秋以降とのこと。

    建築主と頭を抱えながら代替案を考えていた。

     

    吹抜け上部の天井下地まで仕上がっている。

    照明器具の設置の穴を開け始めていた。

    照明器具仕様も着工前に決まってはいたが、

    着工後、二転三転して昨日最終確認していったが、

    それでもさらに変更があった。

    設計者の私ですら、どんな仕様でも最終決定する時に迷いは生じるが、

    初めてそんなことをする建築主ならなおさら迷いが迷いを生み出すと思う。

    それでも現場は止まってはくれないから、

    迷いつつも決めていくしかないのだが。

     

    なんとなく予測はしていたが、

    打合せしたい内容の10個のうち、1個が決まったぐらいで

    現場を離れる時間になった。

     

    この完成が近づいてくるタイミングは

    施工者も予定工期を守ろうと焦ってくる、

    そして、必要な建材納期も考慮するとさらに焦ってくる。

    また、建築主も図面やパースや模型で確認してきたものが

    実物でほぼ確認できるようになって、悩み始める、

    そして、予想外のイメージの仕上がりだったり、見積にさらに悩み始める。

    ただ、設計者である私ももちろん、焦るし、悩むが、

    双方の状況を理解してより良い完成を目指すことが

    このタイミングですべきことだと思う。

    と言っても、特別なことができる訳ではなく、

    建築主、施工者の双方の事情や考えを把握し、

    それらがスムーズに進められるように耳を傾けたり、

    やり取りするという普通のことしかできないが、

    私はそれで充分だと思う。

    逆に言うと、建築主としっかり打合せをして、

    施工者もしっかりと施工してくれているのなら、

    完成した建物もそれに見合ったものになると考えるからである。

    焦ったり、悩んだりすると感情的になったり、余裕がなくなったりするが、

    落ち着いていつも通りの普通のことをすることがとても大切だと思う。

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    2020.09.19 Saturday

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