メーカーの営業さん?

2019.02.11 Monday

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    JUGEMテーマ:人生論

    いろいろなメーカーにカタログの送付依頼をすると、

    6,7割の確率で数日以内に電話がある。

    知らない番号の着信で出てみると、案の定、メーカーの営業さんで

    カタログを事務所に届けに行きたいという内容である。

    ただ、経験上、新商品等の有益な情報もあるが、

    ほとんどがカタログを読めば分かるような情報を1,2時間かけて話すので、

    基本的には訪問はお断りしている。

    彼らの仕事が、会って商品をアピールすることだからしょうがないのも分かるが、

    こちらからすると貴重な時間が減ってしまうので、それはそれでしょうがない。

     

    そして、先週、知らない番号から着信があった。

    数日前にカタログを依頼した所だったので、

    営業さんかと思いながら、出るのも礼儀だと思って電話に出ると、

    「田中さんの事務所でしょうか。」

    「はい。」

    「鉄骨造の店舗の設計のご相談は可能でしょうか。」

    「はい!?」

    なんと設計依頼の相談だった。

     

    今日、その電話連絡頂いた建築主ご夫婦とお会いした。

    ご夫婦は関東在住でご実家が神戸とのこと。

    また、現在、敷地には店舗併用住宅が建っているが、

    それを取り壊して新たに重量鉄骨造の店舗併用の二世帯住宅を計画中とのことだった。

    まだ動き出したばかりで分からないことだらけとのことだが、

    設計を依頼するのは私も含め、すでに2,3社に絞っているらしい。

    諸事情で着工は2年後ぐらいを考えているので、

    その間に依頼する設計事務所や計画内容を詰めていく予定らしい。

    ご夫婦ともさわやかな印象で、話す言葉も選びながら話しているのが伝わり、

    人柄も好感が持てた。

    こんな人達と協力して設計を進めて行けたら、

    きっと素晴らしい建物になるだろうなと強くイメージができた。

    また、数か月後に帰省されるとのことだったので、

    再会を約束して別れた。

     

    午後からは以前にホームページに連絡頂いた方への

    初回プレゼンを行ってきた。

    リノベーションなので、現地調査をしないと本当の意味での設計はできないが、

    事前に頂いていた当時の図面と完成イメージ画像で私なりにイメージを膨らませてプランしたが、

    どのような考え方でどうしてこういうプランになったかを一通り説明すると、

    建築主から一言、「良い建物になりそうなイメージが湧いてきました。」と言って頂けた。

    また、前回時点で私に依頼すると言って頂いていたが、

    逆に私の方が不安に思っていた。

    だが、今日も建築主の方から今後の打合せの進め方や契約時期等の質問をもらった。

    それでもまだ疑心暗鬼だったので、

    「設計事務所は実際の所、たくさんあるので、

    他を念のため確認しなくても大丈夫ですか。」と尋ねたが、

    「HPとブログと実際にお会いして、

    ピンときたので、他にはお願いしません。」とまで断言して頂いた。

    今日はいろいろとイメージ共有が進んだ感じで

    私なりに仕上がりのイメージも具体化してきたので、

    今後も建築主とのやり取りを進めながら、質の高い設計を進めていきたいと思った。

     

    今日初めてお会いした人で、年が明けてからこの1か月で3組目。

    全ての案件が設計をさせてもらうことにはならないかもしれないが、

    それでも縁もゆかりもない人から設計相談の連絡が来ている。

    この春で事務所を開設して丸3年で、

    まだまだ完成物件も少ない。

    プロポーザルも不定期に参加しているが、まだ結果は出ていない。

    設計とは何なのか、という自分に課した命題にも明確な答えは見いだせていない。

    それでも、この3年は自分なりに濃密でかつ、必死に設計というものに対して

    正面からぶつかっていった時間を過ごしてきたという自負はある。

    事務所を開設した当時は社会の隅っこで細々と戦っていこうと心に決めて今に至る。

    その一部始終を誰かが見ていてくれたわけではないし、

    設計能力、法律の知識、人間性、コミュニケーション能力等、

    優れた人と比べると劣っている自分を感じるが

    全てひっくるめて戦っていこうと自分に誓った時から何かが変わっていっているのかもしれない。

    結局、最後はこの一言。

    精一杯がんばろう。

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    2019.08.20 Tuesday

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