木造の大スパン

2019.12.12 Thursday

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    JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

    年明けに提出しようとしているプロポーザルの主題は木造の大スパン。

    しばらく前から検討は続けていたが、なかなか方向性が定まらない。

    このまま決まらず、ずるずると時間が過ぎそうな気がしたので、

    しっかり時間を投入してまずは方向性を決めようと考えた。

    昨日は朝から参考資料を読み込んだり、ネットで参考事例を探したりした。

    ただ、それでも定まらず、もう少しで朝日が昇る。

     

    考えをまとめるためのメモ書き。

    いろんな事例を見ていく限り、トラス構造にすれば解決すると思うが、

    なんだか簡単に答えを出すような感じがして、

    気持ちが納得していない。

    自分なりの方向性はおぼろげながら出てきたが、

    構造に関わるものは最終は構造設計者と検討を進めないと決まらない。

    方向性の手前まで来た感じになったので、

    現時点での考えや疑問点を構造設計者にメールした。

    構造設計者も納得して、方向性が決まれば良いのだが。

    そんなタイミングなのかもしれない

    2019.12.02 Monday

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      先月、ある友人と久しぶりにやり取りがあり、

      その中で私のブログを久しぶりに読んだと言っていた。

      そして、谷口吉生氏の記事等を挙げた上で、

      私にはこんな建築家が参考になるのではと

      名古屋で設計事務所をされている宇野友明さんという方を教えてくれた。

      失礼ながら私はその宇野氏の名前は今まで聞いたこともなかった。

      その後、HPを拝見し、今までの作品を見て、

      とても素直な設計をされているんだろうなという印象を持った。

      また、同じHP内に大学の講義の動画があり、

      その内容が一般の建築家とも違う感性をもっている感じがして、

      なんとなく私もそれに似たものを持っているように感じて今後、

      何かの機会に注意して情報を得て行こうと考えた。

       

      そして、つい数日前、いつものように本屋で建築コーナーを見渡すと

      宇野氏の著作の本があった。

      事務所設立30周年を記念しての初めての出版だったが、

      あまりのタイミングにその本を見つけた瞬間、

      こんなことがあるんだと驚いてしまった。

      早速、むさぼるように読みふけった。

       

      その本には私が以前から思っていたことや悩んでいたこと、

      建築主や施工者に伝えていること、求めていること、等、

      全てが書かれていた。

      また、ここ最近、私自身が元気がないように感じていたし、

      なんとなくもやもやした気分にいるように思っていた。

      そして、読み終えて思ったのは、

      私のもやもやを払拭するには結局、

      今の考えや姿勢を継続させていくのが

      唯一の方法のように思った。

       

      先月たまたま谷口吉生氏の初めての私的な本が出版され、

      そのブログの記事を挙げたら、たまたま友人から宇野氏のことを教えられ、

      そして、たまたまその宇野氏の初めての本が出版され、

      今の私に必要な内容が書かれていた。

      そんな流れが不思議にも思うが、

      経験上、知っていることがある。

      人は思っている通りの人生を生きることになる。

      思っていても自分で疑問を思えばその疑問通りの人生になる。

      そして、本気で思っていればそれは向こうから来ることもあるし、

      たまたまそれに出会うこともある。

      私は多分、馬鹿正直にしか生きられない。

      馬鹿正直に生きていれば痛い目に遭うこともある。

      実際に痛い目に何度も遭ってきた。

      ただ、馬鹿正直に生きる強みは自分の望んだ人生を生きられることだと思う。

       

      谷口氏から力をもらった。宇野氏から力をもらった。

      今から工務店の見積が2回目のチェックでも

      内容がぐだぐだだと注意するメールを書かなければならない。

      週明けが締め切りのプロポーザルの提出書類の準備が出来たので、

      その提出書類の取りまとめをしなければならない。

      今すべきと考えていることは私が生きたいと思う人生には必要なことなのだろう。

      馬鹿正直で上等だ。

      ヒントやきっかけは外から来るかもしれないが、

      結論は結局、自分で出すしかない。

       

       

      令和元年度改正建築物省エネ法説明会

      2019.11.30 Saturday

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        省エネ法が改正され、今までは大規模な建物が主な対象だったが、

        戸建て住宅も省エネ仕様に関しての説明が建築主に対して必要になるとのことで、

        説明会の申し込みを行い、参加してきた。

         

        説明会の会場の様子。

        定員に対して申し込みは定員にすぐに達して締め切りになった。

        実際、広い会場だったが、満席状態で関心の高さが伺われた。

         

        説明会で配布された資料。

        配布されて中身を確認したが、

        あまりの資料の多さに始まる前からげんなりした。

         

        説明を聞きながら、配布資料に目を通していったが、

        これだけ資料が多いが、内容がかなり被っている。

        よくよく見ると作成元が微妙に違っているので、

        似たような部署が似たような書類を作っているのが目に浮かんで、

        なんとなくかなり無駄な資料に思えてきた。

         

        説明会は2部構成で全部で3時間だったが、

        今後変わっていく具体的な内容を1部で説明してもらって静聴した。

        ただ、資料に書かれている内容の通りで

        内容も資料に目を通して、今後の公的機関から発信される情報を

        チェックしていけば対応出来そうな内容だったので、

        1部が終わった時点で会場を後にした。

         

        以前にフラット35を省エネ仕様で出すことがあり、

        省エネ計算がエクセルでもできると以前に参加した説明会でも聞いていたので、

        その時はエクセルで自分で全て計算し、提出した。

        ただ、分かりきった部分の標準仕様の詳細図を作図して、

        添付書類として作成しなければならなかったり、

        仮に結果の数値を1.00を満たせばよい所、

        0.80で十分クリアしているが、

        検査機関と0.80か0.81かの計算の仕方で違いが出て、

        何度もやり取りをしたことがある。

        実際、省エネの計算を行って分かったのは日本の建物の断熱性能は

        ほぼ窓で決まってしまうということである。

        それ以降、省エネの計算を行ってはいないが、

        分かりきっている内容を検討するのは私自身、

        かなり苦痛に感じるのが分かったので、

        今後の対応は考えていきたいと思う。

         

        再来年から戸建て住宅でも省エネ上の対応が必要になる。

        パリ協定のCO2削減目標に対応していくために

        法律が改正されたが、今回の説明会を聞く限りは

        以前に自分で計算したほどの手間はかからずに書類作成できそうなので、

        その点は安心した。

        年々、設計図以外のいろんな書類を作ることが増えている気がするが、

        できることなら設計者は設計図作成にだけ集中させてほしいと願う。

         

         

        プロポーザルの応募資格

        2019.11.07 Thursday

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          以前から応募が可能で興味があるプロポーザルは参加するようにしている。

          事務所開設後、年に1,2件程度は応募資格が「一級建築士事務所であること」等のように

          ハードルが低いものがあるので、それらは参加している。

          過去に一度だけ優秀作品賞は頂いたが、それは最優秀作品賞ではない。2位である。

          プロポーザルは仮に500社が応募して2位を取ろうが、500位だろうがどちらも結局同じで

          1位を取らない限り、実際に提案した建物が建つことはない。

           

          また、ほとんどのプロポーザルは主に自治体が市庁舎や図書館等の公共建築物で

          かつ、規模が大きいものが多いので、

          そもそもの応募資格が「過去に5000岼幣紊了堋舎の設計の実績があること」や

          「3000屬凌渊餞曚寮澤廚坊箸錣辰燭海箸あること」等、

          小規模の事務所ではとても応募資格に合致しないような条件が多い。

          実際、小規模な設計事務所では規模や用途で対応が難しい所もあるとは思う。

          だが、横の繋がりで小さい設計事務所が寄せ集まって、

          設計共同体としては対応可能ではないかと考えているが、

          やはりその応募資格がネックとなって参加すらできないことがほとんどである。

           

          それでもプロポーザルは人知れず募集していたりするので、

          数日置きにネット検索で参加できるものがないか探している。

          そして、今日たまたま見つけた募集しているプロポーザルに興味が湧いた。

          ただ、どうせかすりもしない応募資格かと読み進めていくと

          この10年で300岼幣紊量畋し築物の実績と記載がある。

          あっ、先月末に500屬諒〇禹楡澆完成したから要件に当てはまる、と喜んだ。

          ただ要項を読み進めていくとその10年は今年の夏までと記載があった。

          喜んだのも束の間、気分が落ち込んだ。

          どうにかならないのかと再度じっくり要項を読むと

          300岼幣紊量畋し築物の「実績」ではなく、

          「基本設計と実施設計の実務経験」とあった。

          やった、今年の2月末には設計が終わって、3月から着工しているから

          応募資格に合致する、と再び喜んだ。

          ただ、参加できるだけであって1位を取れるかは別物だ。

          それでもほとんどのプロポーザルのスタートラインにさえ立てないことが常なので、

          そのスタートラインに立てる機会を持てることはとてもうれしい。

           

          いつかは美術館の設計をしたいと思う。

          わらしべ長者ではないが、なかなかスタートラインに立てないプロポーザルで、

          そして、なかなか簡単には結果が出せない強豪の多い中で1位を取る

          それを繰り返す中で設計者としても鍛えられ、

          その数少ないチャンスや苦闘がいつか美術館の設計に結び付くように考えている。

          チャンスを得たのならば、迷わず全力で当たって戦うのみだ。

          敷地確認のついでに

          2019.11.04 Monday

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            プレゼンの機会を頂いたので、敷地確認へ行った。

            敷地確認はよっぽど遠くない限りは実際に足を運ぶようにしている。

            敷地の雰囲気はGoogleで十分確認できるが、

            その土地の周辺の空気感や匂い、風や光の感じる印象は

            やはりその土地に足を運ばないと分からない。

            また、その土地に向かう途中に計画を練るに当たって

            いろんな手がかりがあることが多い。

            やや遠い場所であったが、電車で向かった。

             

            計画敷地周辺。

            古家を解体しての新築工事となる。

            特命の依頼ではないから依頼されるかは不透明だ。

            そして、建築主がどんな性格でどんな好みかまではまだ読み切れていない。

            ただ、今までの経験からは最低限、私自身が良いと思えるプランでないと

            良い結果にならないことが多いので、

            精一杯考えて私自身が良いと思えるプランを検討してみようと思う。

            また、今回からautocad、Revitという新しいソフトを使い始めてみようと思う。

            余計に時間がかかるが、面倒くさがってはいつまでも次へ進めない。

            次へ踏み出すために、自分らしい設計ができるように、

            時間はかかっても挑戦してみようと思う。

             

            敷地からの帰りの電車で久しぶりに京都を通るので、

            せっかくなので急遽、京都国立博物館の平成知新館に行くことにした。

            設計者はここ最近、私の中でいろいろと考える材料をくれた谷口吉生氏である。

             

            敷地入り口から見た京都国立博物館の平成知新館。

            以前に完成間もない時期に一度見学に来ているが、

            約4年ぶりぐらいだろうか。

            その時もいつも通り、美術品は一切見ずに館内を行ったり来たりした。

            ただ、ここ最近、足の調子が悪く、油断したせいで

            京都駅からここまで歩いて20分ぐらいだが、

            足の裏にできていた治りかけの豆の上にさらに豆ができてしまった。

            さらに敷地内に入るだけでも1600円の入場料を取られることを思い出し、

            気分的にどっと疲れて敷地外のミュージアムショップ横のベンチに座り込んでしまった。

             

            ミュージアムショップのFIXガラスの足元廻り。

            ベンチに座りこんで休んでいた。

            ふと目を遣るといろんな納まりが気になった。

            ステンレスの衝突防止のバーは横桟と支柱の太さが同じだが、

            何故ここまできれいな接続部分なのだろうか、

            通常なら隅に支柱を設置するが、下の吹き出し口がきれいに納まるように

            敢えて設置していないのだろうか、

            ガラスの飲み込み代の寸法はいくつなのだろうか、

            水が廻りこんでガラスのパッキンを痛めないだろうか、等。

             

            ミュージアムショップの軒天。

            材質はアルミプレートの電解処理だろうか、

            通常は目地は出隅でとるが、敢えてとらない理由は何なんだろうか、

            目地を取らないので、不整形の軒天になるが、コストは余計にかかるし、

            施工は苦労したのではないか、等。

             

            折角ここまで来て建物近くまで行かないことがもったいないようにも思ったが、

            ミュージアムショップだけでもこれだけいろいろと考えさせられることで

            ある意味、お腹がいっぱいになった気分になったので、そのまま帰ることにした。

            豆があまりにも痛いので、帰りはバスに乗ろうとしたが、

            3連休でバス停も行列が出来ており、バスが到着してもその行列の1/3程度の人しか乗れず、

            あきらめて京都駅まで歩いていった。

            案の定、豆の範囲が余計に広がって顔が歪む程の痛さになってしまった。

             

            帰りの電車でいろいろと考えていた。

            敷地確認に行った場所にふさわしいプランを作成したい、

            目標とする建築家がいる、

            彼に近づくためにすべきことがたくさんある、

            新しいソフトも早く使いこなせるようにしたい、

            来年の予備試験まであと半年程度だが

            もっと勉強のピッチを上げていかないといけない、

            早く豆を治したい、

            一日24時間ではなく48時間にならないだろうか、等。

            家路に就く時に答えは出た、というか、

            前から答えは分かっている。

            優先順位を付けて、手を抜かず地道に一つずつやっていくしかない。

            やってはいるが、ちゃんとその通り、進んでいるか不安になる時もある。

            でも、今までいろいろと考えた結果、

            それが一番の方法だと思うから頑張るしかない。