建築審査会の相談

2018.09.17 Monday

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    JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン

    ネット経由で道路に関して

    建築審査会での申請対応できないかの相談があった。

    メールの文面ではなんとなくでしか分からなかったので、

    今日現地で待ち合わせをし、現場打合せすることになった。

     

    国道から一段下がった所が計画敷地。

    道路と敷地の間に2mもない幅員で道路らしきものがあるが、

    軽自動車がぎりぎり通れるぐらいの幅しかない。

    ほぼ̪土地としては死んだ状態で放置されていたが、

    諸事情でなんとか活用したいとのこと。

     

    建築主も法学部卒で、また北大出身者の知り合いも何人かいるとのことで、

    私の経歴を見て親近感が湧き、相談させてもらったとのこと。

    話を聞く限り、土地関係もいろいろと複雑で

    さらに建物を建てるとなるとクリアーすべき壁がいくつも立ちふさがっているようだが、

    話を聞いているうちになんとなく、どうにかしてやろうと意欲が湧いてきた。

    どうも私は困難や高い壁が立ちふさがっているぐらいが楽しいらしい。

     

    多分、正しい

    2018.09.14 Friday

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      JUGEMテーマ:人生論

      熊本の実家の着工の段取りを進めている。

      着工図はもうすぐ出来上がるので、

      近日、最終見積を依頼するために工務店へ見積依頼する予定である。

      また、確認申請書はすでに完成したので、民間検査機関に提出してきた。

      計画地は熊本であるが、確認申請書は熊本まで行ってやり取りするのは

      時間がかかり過ぎると思い、神戸市内の民間大手の確認検査機関に依頼し、

      検査はその熊本支社が対応できるとのことでその会社に提出した。

       

      しかし、確認申請書を受け付けられないとの回答をもらった。

      理由は市街化調整区域内であること、里道を含んだ道路に接していること、

      敷地が広いため、通常は開発許可がいること等だった。

      それらは私自身もすでに分かっていたことなので、

      先日熊本へ帰省した時に県や町の担当課の方と打合せを行い、

      足らずを父親にも対応してもらって、それらは一応クリアしていた。

      その旨を伝えたが、頑として聞き入れてもらえなかった。

      最後には「県との対応をこちらでもする必要があり、

      それは手間なので、無理です。」まで言われてしまった。

      「手間だから無理」まで言われたので、無言でその場をあとにした。

      その後、やり取りをしていた県の担当課の方に

      民間検査機関でのやり取りを話すと

      熊本独自の規定もあり、神戸等の都市部の民間検査機関では

      対応してもらえないかもしれない、とのこと。

      ただ、逆にその方から「手間かもしれませんが、郵送でやり取りしてみませんか。」と

      提案してもらった。

      手間かもしれないが、民間検査機関でのやり取りで暗い気分になっていた時に

      そのような前向きな提案をしてもらってうれしい気分になった。

       

      今日の民間検査機関や最近の役所とのやり取り等、

      非常に不満に思うことが多く、

      また、いちいち不満を抱えている私自身もそんなことで怒らなくても、と自分でも思っていた。

      ただあまりに腹が立つので、私自身が何に腹を立てているのか考えてみた。

      結論としては、仕事に対しての考え方が違うから腹を立てているのだと思った。

      人それぞれ考え方は違うのだから、違うことに腹を立てていてもきりがないのは分かっているが、

      彼らは所属する組織のルールに従いさえすればよいというのが、透けて見えるのでこんな思いになるのかもしれない。

      私は設計の仕事をする中で建築主や施工者から、こちらの常識からすれば無理難題な要望を出されたり、

      こちらが苦労することになることをしなければならないこともある。

      もちろん、明らかに無理なことは無理と言うが、

      1%でも可能性があるなら私の意思とは逆にその要望に応えようと思ったり、

      苦労してでもがんばろうと考えている。

      何故なら、そもそも目の前の人がそれを望んでいる訳であるし、

      私が思わなかったことを実際にしてみることで予想もしない結果を生み出す可能性もあるからである。

       

      いつも仕事で迷う時は学生時代のバイトの時を何故か思い出すが、

      バイトであってもその会社のルールに従って働いているが、

      バイト先の上司から「形式的に仕事をするのではなく、

      目の前のお客様に喜んでもらうにはどうしたら良いか考えるように。」と言われたことがあった。

      もう20年ぐらい経って、今は設計という仕事をしているが、

      その考えは今でも十分に通用するように思う。

      とても普通のことで当たり前のことだから、

      20歳のバイトでも50歳の部長さんでも

      なんらかの仕事をしていれば当てはまることだと思う。

      私もそれを約20年実践しているが、

      それで文句も言われたことはないし、相手に喜んでもらえることが多いので、

      多分、正しい考え方なのだと思う。

      この不満は人それぞれ考え方が違う以上、なくなることもないが、

      それはそういうものと割り切って、私は私でその正しい考え方を基に

      当たり前のことを継続して積み重ねていくことだけに専念すべきなのだと思う。

       

      垂れこめた雲の向こうに晴れ間が見えるような気がする

      2018.09.09 Sunday

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        今日は去年からやり取りしている

        愛媛の建築主と打合せのため、松山へ向かった。

         

        先日、基本設計を終え、その図面等を元に依頼候補の建設会社に概算見積を依頼していた。

        しかし、各社見積は予算よりも1000万以上、オーバーしていた。

        最近の私が担当した案件からおおよその建物坪単価は想定していたので、

        それを元に建物規模を設定して打合せを進めてきたが、

        あまりのオーバーで困ったというより驚いてしまった。

        おそらく最近の建築費高騰、計画地が準防火地域であること、

        坪数では計れない部分で建物規模がかなり大きいこと等、

        様々な要因が絡んでいるとは思うが、

        こんなにオーバーしていては建築主に怒られても仕方がないと考えていたが、

        「目指す建物を完成するにはこれぐらいの困難は想定していましたし、

        まだしばらく打合せできることがうれしいです。」と言って頂いた。

        設計者としても、人としても頭が下がる思いだった。

        そんな風に言ってもらえて、うれしい反面、

        しっかりその思いに応えねばと思った。

         

        愛媛へ向かう途中の四国山間部は黒く重い雲が垂れこめていた。

        また、打合せ中は先日の西日本豪雨を思い出させるほどのどしゃ降りだった。

        帰路も雨が降り続いていた。

        予算と計画内容のことを考えると今日の天気のように重苦しい状態だったが、

        建築主からの信頼の言葉を頂いて、

        今日の天気とは真逆に遠くに晴れ間が見えているような気分で帰路についた。

        さあ、精一杯がんばろう。

        んっ、冗談ですか?

        2018.09.05 Wednesday

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          現在、福祉施設の申請関係を進めているが、

          ある課とのやり取りで困っている。

          今年の2月に事前申請を行い、

          他に多くの申請関係があったため、

          その課の担当者に急ぎではないが、

          書類関係のチェックを少しずつ進めておいてほしい旨、伝えていた。

          それから3ヶ月以上経った、5月に急に連絡があり、その課に伺うとその課の係長らしき方から

          「前例のないプランなので、再検討してほしい。」と言われた。

          プラン自体は特殊ではないが、建物内で複数の用途があるために

          一部、建築主の要望もあって動線が用途同士で重なっている部分があった。

          それが前例がないらしい。

          急ぎではないと言ったものの、3ヶ月経って今頃プランを変えてほしいというのも

          どうかと思うし、前例がないというのは何を根拠にだめなのかを尋ねたが、

          「課内のチェックを決まり通り進めていてこの時期になったし、

          前例がないからとりあえず変えてほしい。」と言われ、

          私の質問に対して回答になっていないことを指摘したが、

          その回答を繰り返してくるだけで何も言いようがなかった。

          渋々、プランを変更した。

          そのため、その他の申請関係等にも手戻りが生じた。

           

          そして、先月時点でその他の申請がおおよそ目処がついてきたので、

          その課の申請を早めに完了させたい旨を担当者に伝え、

          盆前には何度か足を運んで修正内容等を聞き取り、

          急ぎその修正した書類を盆前に提出していた。

          しばらくしてその後どうなったかの催促の連絡を入れたが、

          まだ課内で精査中との回答で連絡を待っていた。

          すると、3週間ほど経って再度の修正内容があるとのことで

          その課へ向かった。

          その時に相手方に、「足を運ぶ回数が多いので、

          100%は求めないが、何度も足を運ぶことのないように修正内容があればまとめて出してほしい」と要望した。

          その担当者は「もう何度もやり取りしてもらったので、これ以上は修正はないと思います。

          急いでいらっしゃるので、こちらも急ぎ次の課へ廻します。」との返答をもらった。

          あとは次の課で決裁をするだけのはずだったが、しばらく経っても連絡がないので、

          その次の課へ連絡すると、まだやり取りをしてきた課から書類は来ていないとのこと。

          急ぎ連絡をすると、「係長から何点か修正内容の指摘が挙がっているので来てほしいのですが。」

          先日、何度もそのことの念押しをしたにも関わらず、何故そのようなことになるのか、

          また、聞く限り、修正内容の数もわずかなようなので、FAX等で対応できないかを尋ねたが、

          「すいません。」と「とりあえず来てほしい」の繰り返しなので、

          仕方なく再びその課へ足を運んだ。

          行ってみると、5分程度で内容は伝わり、何のために来たのか理解できなかった。

          その場で書類に追記し、もうこれ以上修正内容がないかを聞くと、

          「最後に課長にチェックしてもらいます。」と言われた。

          思わず「んっ、冗談ですか?」と聞き返した。

          ちなみにその担当者の横に係長が座っており、その横に課長が座っている。

          彼らはどんな時間の流れで仕事をしているのだろう。

           

          話は変わるが、先日AIに関してのテレビの討論番組を見た。

          アップルやグーグル等のシリコンバレーが先端だと思っていたが、

          今はインドがその分野のトップランナーになりつつあるらしい。

          かなり意外で驚いた。

          また、その分野に関して日本はかなり出遅れているらしい。

          今からの時代はAIだ、ということで日本の大企業もシリコンバレーに支社を出しているが、

          討論出席者いわく、シリコンバレーに行ってAIの技術を磨いている訳ではなく、

          そのおこぼれの仕事をこなしているだけだし、そもそも今ならインドに行くべきと冷笑していた。

          日本の人口ボーナスによる高度経済成長はとうの昔に終わり、

          今や世界でも類を見ない超高齢社会を迎えようとしている。

          また、平成も間もなく終わろうとしている。

          平成の一時期を「失われた20年」と表現するが、

          私の考えとしては、この平成の約30年間かけても

          日本人は「昭和」という時代から抜けきれなかったように思う。

          新しい技術、新しい人種、新しい働き方等、世界が次の時代へ向けて動いてきたのに対して、

          日本はそのような新しいものに対して受け入れを拒み、その受け入れる準備すらしてこなかったように思う。

          私自身、海外で暮らしたこともないし、仕事で海外に行ったこともない。

          だが、チャンスがあるなら海外へ飛び出して行きたいとも思う。

          AIで現在の職種の半分はこの数十年の間でなくなると予測されている。

          役所の仕事は内容やそのやり方を考えても

          早く取って変わって欲しいとも思うし、早い時期に淘汰されていくように思う。

          ただ、設計という仕事もたくさんの情報を最適化するという意味ではAIの得意とする内容と思うが、

          そこにオリジナリティが付加されるので、まだ淘汰されるまで時間はあるかとも思う。

          そのオリジナリティが付加できるように新しい何かを生み出していくような設計をしていきたいと思う。

           

          思い込み

          2018.09.04 Tuesday

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            先日、縁があってプラン提案する機会があり、

            結果、建築主が候補にしていた10社ぐらいのうちの最終3社程度までに入った。

            再度プラン提案してもらった上で決めたいとの要望で

            建築主と簡単なやり取りをした後に提案することになった。

            計画地は中国地方だが、建築主は仕事の関係でアメリカにいらっしゃるので、

            初めてスカイプを利用しての打合せを行った。

            初めてのスカイプでの打合せだったが、

            意外とスムーズに行ったので、今後も取り入れていきたいと思った。

             

            私が最初のプラン提示をする前に建築主からもらった資料は

            A41枚に要望がびっしり書かれていて、さらには建築主自らA3で10枚程度の

            ご自身作成のプランや周辺環境との交わり方等、事細かに書かれていた。

            約1年前からご自分でプランを検討に検討を重ねてきたとのこと。

            正直、そこまでご自身で詰められているとこちらも提案しにくい部分もあるが、

            最初の提案プランは多少その案を踏襲しつつも、私が良いと思えるプランを提案した。

            その提案で最終3社に入ったわけだが、そのスカイプでの打合せでは

            私のプランで修正してほしい内容はほとんどがご自分のプラン前提での話ばかりだったので、

            こちらの印象としては「そこまで要望が固まっている以上、

            こちらからいろいろと提案するよりも建築主作成のプランありきでプランを作成しないといけない。」との

            印象を持った。

             

            それを踏まえ、最終プランを提示し、先日、それに対するメールが送られてきた。

            一言で言うと、「プランが微妙なので、この話を進めていけません。」との内容だった。

            プランが微妙と言われたことがあまりないので、かなりショックだった。

            ただ、ある意味、私自身も同意見だった。

             

            提案したプランはほぼ建築主のオリジナルのプランに多少の中庭を設けた程度のプランで

            私自身プラン作成していても何も楽しくなかった。

            スカイプでの打合せ以外でもいくつか私の考えをメールで送る等やり取りしたが、

            それらも建築主のオリジナルのプランならこうなるから、その通りにしてください、との

            回答ばかりだったので、そのように思い込んでしまったが、

            振り返ると、自分でプランして納得していれば設計事務所等にプラン提案を望まないはずだから、

            きっとその言葉とは裏腹に自分では書けないプランを望んでいたはずである。

            建築主は退職間際の高齢で、かつ、仕事も品質管理にたずさわっている方だったので、

            数少ないやり取りの中で思ったのはこちらからの意見はかなり抑えないといけないと思ったのが失敗だった。

            ただ、今、振り返っても、ご自分では想像もつかないような良いプランを望みつつ、

            ご自分で作成したプランに固執されているという

            矛盾した状態だったので、

            最初がこの状態ならばその後の打合せ中もそれが続くのが容易に想像できたので、

            この結果で良かったのかもしれない。

             

            私自身、プラン提案時は建築主の要望を満たしつつ、建築主はもちろんのこと、

            私も楽しくなるようなプランを提案したいと考えている。

            実際に打合せが始まれば、予算との調整は避けられないし、法的制限やその後の事情変更で

            当初プランのまま完成することはほぼない。

            だが、そんな設計の良い面悪い面を含めた、

            いろんなことを楽しむ気持ちを持っていらっしゃる建築主に私を見つけ出してほしいと思うし、

            私の方もそんな気持ちを持った建築主に出会いたいと心から思う。

            今はそれが一番の望みだ。